気付いたらロンドン

北條明&須田雅美

皆様お久しぶりです。

はふぅ〜(+_+) スーパージャパンが終わってからとにかく忙しかったんです。ですから1度しかアップできず、心苦しい思いでいたのですが、幸いにも他のスタッフのコーナーが充実してきたことと、ボードルームが開設されたことに甘えさせてもらっていました。が、10日に渡英留学させて頂き(毎度生徒さんたちには申し訳ないけれど)、時間と心に余裕ができたので、久しぶりにレポートが書けるようになりました。と言っても、まだ何の情報もないのでス―パージャパンの後、私達が何をしていたかを報告しましょう。

まず「ダンスビュウ」誌の取材・・・というか読者プレゼントの誌上体験レッスンで、ジュニアのカップルを教えました。小学校4年生どうしのカップルで、キャリアも5年!というカップルでした。笑っちゃったのが、彼らはラテンよりモダンの方が好きだってこと。競技会でもモダンの方が成績が良いっていうんだから、そっちの方が好きに決まってるけど、こどもって正直ですね。でも、確かにラテンを踊る時までモダンのポイズで踊ろうとしてましたから、モダンとラテンはちょっと違うんだって認識してこれから練習していけば成績も良くなると思うんだけどなぁ・・・そしてラテンを好きになってくれるといいなって思いました。

3月20日には、日本が世界に誇る元チャンピオン 大阪の鳥居弘忠先生が還暦を迎えられ、そのお祝いのパーティーが大阪で催されました。私達もいつもお世話になっているご恩返しにとお祝いに踊らせて頂きました。そのパーティーのプロの部をプロデュース、振りつけをしたのはマイケル・チャップマンというエキシビションダンス(リフトなどをおりまぜたダンス)の先生でした。その練習が始まったのはなんとスーパージャパン直前!ソロの他にフォーメーションもあったのですが、みんなセグエでそれどころじゃないので、頭からすぐに削除してしまいパーティーの10日前にリハーサルをすると言われ、大慌て!すぐにみんなで集まって忘れちゃった部分は自分達で作り、なんとかリハーサルに間に合わせました。ソロも大変でした。渡されたのはなんとベートーベンの「運命」ジャジャジャジャーンっていう曲で、「あなた達のパソをこの曲にフィットさせてね」ってかるーくオカマ英語(絶対おかま言葉だ!)で言われてしまい、ガガガガーン ヽ(≧Д≦)丿幸いにも私はクラシックバレエを長いことやっていたのでメロディーで踊ることには慣れていたし、幼い頃からクラシック音楽に親しんできたのでそんなに苦労はありませんでしたが、いったいどう見えたんだか、早くビデオが観たいものです。それにしても大阪のお客様はとーってもアツークダンサー達を応援して下さるんです。ダンスを楽しもう!観ることも楽しもう!っていう感じが伝わってきて、ダンサー達は「そんなに喜んでくれるなら、もっとやっちゃおうかな?」ってサービスしたくなっちゃうんですよ。のせるのが上手い!!絶対にお得ですよ。そうだ、特筆すべきは、プロの部の本番中に檜山公美子ちゃんが照明のコードを踏んで足を痛めてしまい、踊れなくなってしまったの。でも、本当はその後でセグエを踊る予定だったので困っていると、同じくゲストで来ていたシャルロッテ・ヨーゲンセンがとんできて、「コージ、私が覚えるから。振りうつしをして!あなたと踊れるのは私しかいないわ!」と言うのです。迷ってしまってモゴモゴしている檜山先生をひっぱって廊下に出てほんの5分程の間に流れを覚え、ナント!踊りきってしまったのです!!私は感動して涙が出そうでした。シャルロッテって男らしい!(ん?)でも、彼女をリードして踊らせた檜山先生ってカッチョイー(☆。☆)

3月26日はフェニックスダンサーズのスプリングフェアがあり、私達はセグエ「INDIANS ?」を踊ったのですが、実はこの日2軒のかけもちだったのです。モダンのセミファイナリスト、早坂健一先生の引退パーティーが行なわれ、そちらにも出演依頼が来ていた為、まず朝7時半に品川へ行ってリハーサルに参加し、それから後楽園に移動してセグエを踊り、再び品川へ戻ってこちらでもまたセグエを踊りました。メークをしたまま移動したりしても、最近はもう平気です。だって鏡でも見なきゃ自分がメークしてるってこと忘れちゃいますもん。神経図太いって?でも、ヤマンバギャルよりはマシだと思うんですけど・・・

そしてこちらに来る直前の日曜日には「篠田忠ダンスカレッジ」の10周年記念パーティーがあり、ここでは元世界ラテンチャンピオンのエスパン・サルバーグ先生構成・演出・振り付けのプロの部に参加させていただきました。練習は昼夜を問わず行なわれたので生徒さんにはご迷惑をおかけしましたが、エスパン先生っていう方はものすごく頭が良く、ダンスもさることながらファッションのセンスも抜群で、ダンサーを育てる才能もある素晴らしい方なので、大変勉強になりました。普段はやさしいのですがダンスに関しては大変厳しく、正直なので、我らがドニー先生も迷った時には彼を頼っているほどです。それはさておき、あんな大きな会場で(その昔、芸能人達が結婚披露宴を行なった)、800人ほどの人を集めるようなバブリーなパーティーをするのは、今や政治家かダンス屋しかいないでしょう・・・うーん、夢の世界だなぁ・・・?

こんな感じでバタバタと日々が過ぎ、気付いたらロンドンにいた・・・そんなところです。でも今日からドニー大魔人・・・じゃない、ドニー大先生のスパルタンレッスンが始まり、気持ちがキュッと引き締まりました。3月後半からロンドン留学中のよっちゃんとみさとカップルも厳しいレッスンのせいかゲッソリしてました。彼らはもうすぐ帰国し、B級ラテンで大ブレイクしてくれることでしょう。皆様 応援よろしくお願いします。

それでは