よっちゃんのぶっちゃけた話
File 23
“ 暇のある方だけ読んで下さい”
2002/5/19
先日、朝の少し混み合った電車の中で、私の近くにいた女性二人が押した押さないで口ゲンカを
始めました。人が誰かに対して嫌悪感を表している時ほど醜いものは無いなあとつくづく思いました。
周りにいる人たちも朝から嫌な気分になるし。我慢しすぎもよくないけど、少し不快に感じた時でも、
「今日はついてないなあ〜」って笑い飛ばせるくらいの余裕をいつも心に持っていたいものです。
さて、ご無沙汰いたしました。連休中に行われたB級戦に向けて四月中は練習に忙しく、前号から
少し間があいてしまいました。ここ数年四月はロンドンで過ごしていたので、春らしい季節に日本
にいるのは、四年ぶりかな。やはり日本で四月というと新しい生活の始まる月という印象が強い
ですね。新しく学校や仕事が始まる人、また大学四年生は来年に向けて就職活動に忙しそうです。
久しぶりのぶっちゃけ話ではありますが、私自身、試合がおわってほっとしているところでもあります
ので、今日は硬い話は止めにして、私の就職活動エピソードでもしましょうか?(今日は???って
言わないでくださいね!!) 以前にもお話したことがあるように、私は英語の教師になるつもり
でいたので就活はしていなかったのですが、実は一社だけ回っていたところがあるんです。それは
ずばりNHKです。なぜここだけ受けたかと言うと、これまた叱られそうですが、実はその数年前に
同じくNHKを受けてダメだった姉が、「ちょっとあんた、悔しいからあんたも受けてきなよ。」って
言い出しまして、すると私の体に流れる斉藤家の血がフツフツと沸きあがってきまして、「いっちょ
やったるかい!!」 みたいな感じで。まあ、興味のある業界ではあったのですが。どんな手続き
をしたのかまったく覚えてません、きっと書類とか送ったんだと思いますが、最初は面接でした。
当時私は、’ドレッド’と言われる、きついパーマをかけた髪を少しずつ束状にねじったヘアー
スタイルにしていまして、面接だから普通の髪型に戻したほうがいいかなとも思ったんですが、
「自分を見てもらうのが面接だから、その時だけ自分を偽ってもしょうがないか?!」なんて
都合のいい開き直りをしてそのままで面接に行きました。(今考えると恐ろしいなあ。)
時間に正確な私が、集合時間どおりに渋谷にあるNHK社に到着すると、そこにはもう一時間
も前から来てましたというような受験生達が廊下の長イスにずらっーと並んでいまして、その
うちの一人が入ってきた私に気づいた瞬間、全員の視線が同時に私に向けられたのです。
「ぬぁにこの人、まさかこいつも受験生?」、みんなの視線がそう訴えているのを感じましたね。
さて、いよいよ私の順番がまわってきました。以下、会話形式でお伝えします。
面 : 座ってください。面白い髪型ですね。いつもそうなんですか?
私 : ここ最近はそうですね。
面 : 何か理由があるんですか?
私 : 実は大学で競技ダンスやってまして、ラテンの競技やってるもので。
面 : ラテンをやってる人はそういう髪型の人が多いんですか?
私 : いいえ、今のところ私だけです。
こんな始まりでした。ほかにも質問されたと思いますが覚えていません。ただ面接自体けっこう
楽しかったんです。数日後NHKから電話がありまして、「別枠でもう一度話を聞きたいので
もう一度こちらまで来てください。」と言われ、私も、「あら、NHKさん、俺のこと気に入っちゃった?」
なんて浮かれてました。普通なら次の面接で質問されることとか想像して、いろいろ準備とか
するものなのでしょうが、そういうことにさえ気づかず、体ひとつで次の面接に向かいました。
こんどは具体的な質問をされました。印象に残っている部分を書きますね。
面 : 一千万円渡したら、どんな番組を作りたいですか?
私 : (しばらく考えて) 世界中の一流大道芸人を紹介するような番組をやってみたいですね。
面 : どうやってそういう人たちを探しますか?
私 : そりゃもう自分で世界中歩いて探しますよ!!
本当バカですよねぇ〜、私。「お前が探しに行っちゃったら、誰が番組つくるんだよ〜!!」って
面接官も思ったことでしょう。それでもその人は私のことが気に入ったらしく、帰り際にこう言って
くれたんです。「筆記試験では、一般教養はそこそこでいいので、印象に残るような作文を書いて
下さい。そしたらどうにかしてあげられるかも。」と。不純な動機で始めた私も、この頃には真剣
になりつつありました。それからしばらくして筆記試験の日がやってきました。朝早く起きて、
会場のある水道橋に向かいました。でも電車の中にいる間、なにかこう、気の進まない自分が
いるんです。実はその頃私の中でもうひとつの選択肢、つまりプロのダンサーになりたいという
気持ちが生まれていたんです。頭がもやもやしたまま電車は水道橋の駅に着きました。階段を
降りて改札の前まで来ました。「ん〜やめた!」、私は反対側のホームから電車に乗り込み
ました。すごく晴れ晴れとした気持ちで。偶然にもその日、夕方から北條ダンススクールの夏の
パーティーのアルバイトを頼まれていまして、バイトの仕事をしながら、「この世界でやっていこう!」
と決意したのでした。以上、私の就職活動秘話でした。この話を人にすると、「もったいなーい」って
言う人もいますが、ぜんぜんそんなことないんです。あの時、試験を受けていたとしても、間違い
無く、一般教養の時点で落とされていたでしょうし、それに今のこの仕事、とっても好きなんで。
いや〜今回は全くダンスに関係ない話をしてしまいました。期待してた人はごめんなさい。次回は
もっとお役に立てること書きますね。ずばり、’文法と会話’についてです。お楽しみに!!
YOSHIAKI