よっちゃんのぶっちゃけた話
File 17


“あなたのそばに‘小出監督'いますか?”


2001/12/10




 去る11月18日英国ブラックプールにて行われたラテンの世界選手権を 観戦してきました。やはり世界のトップ選手はものすごかったです。近年 ダンスのレベルはものすごいスピードで向上しています。とくにスポーツ的 要素と言う点のおいては、選手の身体能力の向上は驚くべきものです。 しかしこのダンスと他のスポーツを比べた場合(世界的なレベルで)、まだ ひとつ欠けている部分があります。それは選手を精神的な面でサポートする ことの必要性、重要性に対する認識の薄さです。分かりやすくマラソンの 高橋尚子選手を例に挙げてみましょう。彼女につきものと言えば小出監督です。 小出監督について私は何も知りません。きっと陸上をやっていた人なんでしょうが、 それにしてもなんでそんなに選手を育てられるのか?小出監督といえばその 親バカぶりが印象的です。“Qちゃんなら世界一になれる。” これが彼の監督 としての強さです。どんなジャンルのスポーツにおいても彼のような存在はとても 重要です。しかし今のダンス界ではこういう認識がまだまだうすいのです。 もしあなたが真剣にダンスに取り組んでいるのなら、こういう精神的つながり を持てる、もしくはそこまでではなくても自分にSincereに接してくれるコーチャー、 アドバイザー、を持つことは将来大きな違いを生むでしょう。もちろんこれは ダンスだけに限ってのことではないけれど。人の思いはいつかかならず叶うもの だとしたら、あなたのためにその思いを懸けてくれる人がいるだけで、他の人より 一歩リードしているのです。

 私は現役のダンサーで、踊ることがとても好きです。しかしいつかは引退する 時が来るわけで、その時には自分が理想とするコーチャーになりたいと思って います。今はそのために必要な知識と技術を学ぶ時期だと考えています。良い ダンサーであることは、良いコーチャーになるための必要条件だから、今は ダンサーとしての自分を磨きたいと思います。小出監督も彼の著書のなかで “自分ひとりの力では‘大化け’はできない”と言っています。あなたの良いところを 伸ばしてくれる人を探してみて下さい。

この場をお借りして、先日引退した学連の生徒たちにメッセージを、贈ります。

  あたりまえだった君たちがいる光景も、
  永遠と思われた君たちといる時間も、
  今はもう見つからないけど、
  君たちと僕がひとつの目標に向けて
  重ねてきた努力と時間の価値は
  決して失われない。
  君たちに会えて本当に楽しかった。 

YOSHIAKI