よっちゃんのぶっちゃけた話
File 10


“久利生公平に学ぶ格好良さ”


2001/3/3




 皆さん、月曜夜9時からフジテレビ系列で放映している木村拓哉主演のドラマ “HERO”をご存知ですか?実は私これにはまっちゃってるんです。今までドラマ なんて全く興味なくて(ドラマやってる時間に家にいないし)見たことなかったん ですが、たまたま第一回の放映(確か成人の日で休日だった)を見てしまったら 、はまってしまって、毎週ビデオに撮って見ている有様です。ストーリーは意外 とシンプルで、キムタク演じる久利生公平という検事が、型にはまらない出で立 ちで、型にはまらない方法で事件を解決して行くといった内容なんですが、この “型にはまらない”っていうのが何とも言えずかっこ良く魅力的なんです。こんな 検事だったらなってもいいなぁーと思ってしまうくらい。私も幼い頃から“人と同 じはイヤ”という気持ちが強く、“型にはまらない”というのを一つの美学のように 考えてきました。中学生の頃なんかは、先生に「もうちょっと普通にしなさい」と 言われると、「普通ってなんですか?」と言ってしまうような生意気な子供だった んです。進学校から国立大学にまで行ったのに、学歴を捨てプロのダンサーに なる決心をさせたのも、この“型にはまらない”の美学だったのかも知れません。 幸い、両親も“人様に迷惑をかけなければ好きにしていい”という感じでしたので 、何をするにもいつも自分で決めることができました。でも、あれはそうそう、高 校の卒業式の直前に、私が髪を10時間かけて三つ編みにしてきた時ばかりは (このために2年ほど髪を伸ばしていた)、さすがの母も「恥ずかしくてあんたの 卒業式には出たくないよ。」とぼやいていました。結局来ましたけどね。

 ずいぶん前置きが長くなってしまいましたが、ダンスにおいても“型にはまらない” って重要だと思うんです。だってそれが結局“個性”っていうものになるわけです から。“他のみんながこうしてるから”とか、“普通はこうだから”という理由で自 分のダンスを形作っていっても、おもしろいですかね?私は絶対イヤです。もち ろんこのダンスは相手があってのものなので、パートナーに負担をかけたりする のはもちろん良くありませんが、それさえ注意していればもっと自分のやりたいこ と、自分がいいと思うことを色々試してみてもいいと思うんです。技術は人に習っ てでも身につける必要がありますが、例えば表現方法、衣装、メイク、髪型など 色々な点でもっと個性を出せると思いますよ。

 ぶっちゃけた話、教師の私が言うのもどうかと思いますが、実際自分が始める 前は、“社交ダンスってダサい”と思っていました。実は今でも部分的にはそうい う風に思うこともあります。そしていかにこの“ダサさ”をなくすことができるかと いうことが私のダンスに対する取り組み方と言っても過言ではありません。日本、 及び世界のトップダンサーたちがかっこよく見えるのも、それぞれが型にはまら ず自分の個性を存分に出しているからではないでしょうか。私もいつか誰かが 私達のダンスを見て“社交ダンスって思ったよりかっこいいじゃん”と思ってくれ るようなダンスをしたいと思っています。 皆さんも異端児になることを恐れず、自分のスタイルみたいなものを作ってみて 下さい。最初は批判されるかも知れませんが、いいものは必ずいつか認めても らえるはずです。 数日前に普段レッスンをして頂いている山口慶子先生に「踊りはうるさくなくなっ てきたけど、よっちゃんの個性が弱くなった」と指摘されてしまいました。例えば “スピードがない”とか“技術が足りない”とか言われるならまだいいんですが、 “個性が弱くなった”というのは私にとって結構ショックでしたね。特にこのFil e10の構想を練っている時でもあったので・・・。

 でも、心配ご無用!!すぐに自分の個性を取り戻して、更にそれを強いものに してみせると決心しました。皆さんも勇気を持って、でも誰かに迷惑をかけるこ となく“型にはまらない”を試してみて下さい。

いやー、それにしてもキムタクってかっこいいっすねーー!

YOSHIAKI