よっちゃんのぶっちゃけた話
File 8
“始末書提出します”
2000/12/15
去る12月3日、学生の全日本戦が行われました。4年生にとっては泣いても
笑っても最後の試合。私の生徒も3組、北條ダンススクール全体では13組の
選手達が学生としての競技生活にピリオドを打ちました。皆、本当にお疲れ
様でした。毎年この全日本戦が終わり、4年生を送り出すと、私の中に色々な
疑問や反省がわいてきます。“本当に自分ができる限りのことをしてあげたの
か”、“それぞれの生徒に適した指導方法だったのか”、“もっと厳しくした方が
良かったか”、“もっと優しくしてあげれば良かったのではないか”などなど、例
を挙げたらきりがありません。もちろん教えている時は、“これが良かれ”という
考えでいるのですが、いざ全てを終え、送り出してしまうと、何か後悔というか、
教えている私自身にやり残したことがあるような気がしてなりません。“やるだ
けのことはやった”と開き直れれば気も楽なのですが・・・。
今さらですが、競技選手を育てるというのは、とても難しいものです。その人の
“ダンスを上手にする”という点では、競技をしている人であろうがなかろうが、
教える上で何ら違いはないのですが、競技選手にはさらにその上に“競技で
勝つ”という目標があるわけで、それを達成させることは一筋縄では行きませ
ん。なぜなら、ただ技術があるというだけでは必ずしも競技では勝てないから
です。特に学連の選手は、2年生になってダンス教室に通い始めてから、引退
するまでに2年半ぐらいの期間しかないので、この短期間にどこまで上達する
ことができるかは、教える側、教わる側の両方にそれなりの工夫が必要です。
とは言っても、“効率の良い指導マニュアル”なるものは無く、私自身、手探りで
その選手に適した指導方法を探しているのが現実です。
ただ、競技選手を教える上で、一つだけ心掛けていることがあります。それは、
彼らの心に働きかけて、彼らの持っている潜在的な能力と言うか、もっと簡単に
言えば、“踊る気持ち”みたいなものを引き出すということです。そのためには、
ほめることもあるし、しかることもあり、優しくする時もあれば、冷たくもします。
時には、“自分がこんなこと言われたらショックだろうな”と思うようなことまで
心を鬼にして言い放つこともあります。私の一言で泣きそうになった学生も
きっといるんじゃないかな。私はそれでもいいと思っています。競技会で笑う
ことが出来れば・・・。
残念ながら今年は自分の生徒に競技会で笑わせてあげることができません
でした。悔やんでも悔やんでも、事実は変わりません。唯一、心の救いとなる
のは、また来年も教える生徒がいるということです。自分の競技も含め、今年
成し得なかったことを来年達成できるように頑張りたいと思います。
今回は始末書みたいになってしまいました。まぁ、一年の最後なので、こういう
のもいいでしょう。今年も残りわずか、張りきって行こう!!
Wish you a very merry Christmas!
YOSHIAKI