London Report
NO.60
“2001年度 世界ラテンアメリカンダンス選手権大会”
2001/11/22
やっと終わった(;-o-) =3…これ本音。ロンドンインター前にロンドンに来てから
約2ヶ月間ずっと戦闘モードでいましたから、ようやくカブトのひもをゆるめる事が
できるってものです。
今回初めて世界選手権に出場する事ができ、しかも12組のセミファイナリストとし
てフロアで踊れた事は、ダンスを始めた頃には夢にも思っていない雲の上の方での出
来事でした。
実際、この目でラテンの世界選手権を見るのは今回で2回目。以前日本で世界選手
権が開催された時、私達はすでにJBDFのチャンピオンでしたが、代表権は私達の手元
にはありませんでしたから観戦に行ったのです。その時には、いつも英国で一緒に
戦っていたライバル達が各国の代表として参加していて、「どうして君達が出場して
ないの?」とさんざん聞かれ、答えるのにうんざりしたのを覚えています。
自分達が日本の代表選手でなかった事についてはそれ程気にしていませんでした
が、いざ自分達が代表選手になってみると「日の丸背負ってる」みたいな気持ちにな
るのかな?と思ってましたが、う〜ん、実際に踊っている時にはそんな事これっぽっ
ちも脳裏をかすめませんでした。多分どの選手も同じだと思います。だって結局全て
のカップルの中から比較で勝ち残っていくのは普通のオープン(誰でも参加できる)
の競技会と同じだからです。参加してるカップルの中で一番として選ばれたいという
気持ちで皆踊っていると思いました。
でもね、さすがにオープニングパレードで「JAPAN」と書かれたプラカードの後ろ
には私達とねぎちゃんカップルしかいない事を認識した時と、日本からの応援団が日
の丸の旗を振って応援してくれているのを発見した時には「じ〜〜ん(T_T)」とき
ちゃいました。特に今回は、いつもなら日本からのツアーダンサー達と一緒に踊る、
9年来慣れ親しんできたブラックプールのフロアだったので、「これは誰でもが参加
できる競技会じゃない。選ばれた者しか踊れない競技会なんだ。」という意識が芽生
えやすかったかもしれません。
いつものブラックプールと違った事はそれだけではありません。まず、私達がホテ
ルに泊まった事です。5月の全英選手権は全ての競技を行うのに約1週間かかるので、
私達はホリデーフラット(コンドミニアム)に泊まるんです。しかし世界選手権は1
日で終わってしまいますから食材や日用品などを持って移動するまでもないので、応
援団と同じホテル「インペリアル ホテル」に宿泊しました。本当は選手用に主催の
BDFが別のホテルを予約して下さっていたのですけど、このホテルに泊まる事は
ちょっとしたステイタスみたいになってるようなので泊まってみたかったのです。
しっか〜し!!事件勃発ぅ(*_*)世界選手権当日の朝5時、部屋のサイレンが鳴り出
したのです。電話の線を引っこ抜いて自分のPCをつなげていた私:雅美は、元に戻す
の忘れてしまったので警告の音が鳴り出したのだと焦って、最初にPCを確認しまし
た。するとちゃんとコードは元に戻ってる…って事はもしかして「火事?」でも部屋
のどこにも火は見当たらない…「じゃ、もしかして全館に非難警報?」ドアを開けて
みると他の部屋の人達も私と同じように顔をのぞかせていました。「きっと間違いだ
ろう」と思った私はそのままベッドに戻ろうかと思いましたが、窓の外を一応確認し
てみると次々と宿泊客らしき人達が非難する為なのか、ぞろぞろと歩いているではな
いですか。仕方がない、様子を見てこようと思い立ち、寝続ける明に「何かあったら
このバッグだけ持ってきて」と言ってロビーに降りました。何かあったら明はバッグ
どころか自分もヤバイっつーの… ロビーに集まった人々を見渡して、色んな人がい
るものだと思いました。私のようにパジャマに上着を羽織って来た人、裸で寝ていた
のでしょう、バスローブや、中にはバスタオルを巻いただけの姿の人、そしてさすが
紳士の国イギリス!と驚いたのは、きちんとネクタイまでしめて髪もきちんと整えて
来た人がいた事ですね。消防車が来ていて消防士が数名一つの部屋をチェックしてい
ましたが、何事もなさそうだったからか消防士と記念写真を撮っている女性がいて
笑っちゃいました。私は「つきあってられん!何かあってもこのホテルと心中す
る!」と一番に部屋に戻って目覚ましをセットした8時半まで再びぐっすり眠りまし
た。でもね、明が朝起きた時に「デッカイ目覚ましが鳴ったね〜」なんていうから大
笑いしちゃいましたよ。
もう一ついつもと違った事は、競技会の開始時間も終了時間も早い!!全英選手権
の場合、競技の開始は夕方で終了は夜中の1時過ぎなんです。それが今回はオープニ
ングパレードのリハーサルの為に朝11時半集合で、ドアオープンが1時半、競技開始
が2時半で終了は6時半\(◎o◎)/!早い早い。焦ったのは一次予選が終わってお手
洗いに行き、戻ってきたらすぐに2次予選が始まってしまった事でした。だって控え
室が冷蔵庫の中みたいに寒くて冷えちゃったんだも〜んo(>-<)o
トイレを増やすか、時間を延ばすかどちらかにして欲しいわっ(-.-”)
そうそう、全英選手権と全く違うのはインターナショナルジャッジだっていう事。
全英選手権はジャッジが全員英国人なのよね…今回ラッキーだったのは日本人ジャッ
ジとして玉置朝啓先生がフロアに立っていらした事。これは精神的にかなりプラスで
した(^O^)gやっぱり「味方がいる〜!」と思うだけで少しでもリラックスして練習の
成果が発揮できるものなのです。おかげでいつものブラックプールよりのびのびと踊
れた気がします。自分達では統一全日本の時よりさらに良く踊れたという手応えがありました。
それでもセミファイナルしかいかないんかい?なんて冷たい事言わないでね。マジ
で大変なメンツなんだから。ファイナルの6組を除いて、ルイス・ヴァン・アムステ
ル(蘭)、ジャコモ・ステッカーリア(伊)、セルゲイ・リューピン(露)など、世
界選手権ファイナル経験者だってセミファイナルに押し出されちゃってる程だったん
ですから…よくやったよ…自分で褒めちゃお〜(^o^)\(^^ )
結局じっくり他人の踊りを見る事ができたのはうれしい事にファイナルだけでし
た。これは次回書くことにしますね。お楽しみに。
AKIRA&MASAMI
明、雅美、玉置先生