![]() |
||
| タイトル | 更新日 | |
「タイムマシーン」 |
2010/9/2 | |
「北條ダンススクール60周年記念舞踏晩餐会」 |
2010/8/30 | |
「振付家リチャード・ポーター」 |
2010/7/12 | |
「2010全英プロフェッショナルラテン」 |
2010/6/30 | |
「ちょっと手短に・・・」 |
2010/6/21 | |
「Team Match 2010」 |
2010/6/16 | |
「コングレス」 |
2010/6/14 | |
「ライジングスターラテン」 |
2010/6/11 | |
「Blackpool Dance Festival 2010」 |
2010/6/10 | |
「バリ島留学 最終回」 |
2010/6/7 | |
「エスパン+ドニー=骨折!?」 |
2010/5/22 | |
「レッスン再開」 |
2010/5/17 | |
「オフの日は忙しい!」 |
2010/5/9 | |
「私達とエスパン」 |
2010/5/1 | |
「時間はたっぷり…!?」 |
2010/4/30 | |
「バリ留学」 |
2010/4/26 | |
「ドニー大先生来日~その3~」 |
2010/3/10 | |
「ドニー大先生来日~その2~」 |
2010/3/10 | |
「ドニー大先生来日~その1~」 |
2010/3/10 | |
「スーパースターに学ぶ」 |
2010/2/15 | |
「2010年UKプロラテン」 |
2010/2/5 | |
「2010年UKアマチュアラテン」 |
2010/2/2 | |
「2010年UKプロスタンダード」 |
2010/2/2 | |
「2010年UKライジングスターダンス選手権大会」 |
2010/1/27 | |
「2010年UKダンス選手権大会」 |
2010/1/27 | |
![]() タイムマシーン |
今回は北條ダンススクールが上野にできてからの60周年記念。 その歴史を描くと言っても、北條社長ですらできた当時はほんの10歳の子供でしたから、全てをご存じであるはずがなく…。 という事で、今回は日本や世界の過去60年の歴史を振り返り、その当時流行した音楽なども楽しんで頂こうと考えました。 |
|
| ショーのタイトルを「タイムマシーン」とし、社長の目の前に突然現れた未来のスタッフと社長の2人はタイムマシーンに乗って時空の旅をする…そんなストーリーに決定。 まずは日本を中心とした歴史年表の本を数冊買い、写真集を見たりしてイメージを作り、5月の連休を使って明先生が30ページに及ぶ台本を書き上げました。 |
||
| 台本と言っても、司会者が場つなぎでMCする為の台本ではありませんよ。 セリフが書かれているんです。 そのセリフを話すのは我らが北條章宏社長!と、女優の神谷れい子さん。 この2人のやりとりで歴史的な事件や社会現象、流行の音楽を紹介してダンサーが踊る…そんなストーリー仕立てのダンスショーとして構成しました。 |
![]() ショータイム資料の年表 |
![]() ショータイム資料のポスター |
![]() 作:北條明 |
![]() 台本 |
|
| お気づきの方もいらっしゃるかもしれませんが、このようなアイデアは私達が昨年、俳優で演出家の井田國彦さんと知り合い、お芝居の舞台に立たせて頂いた事によって生まれたとしか言えません。 っていうか、受けたインスピレーションは忘れちゃう前に使わなきゃ損! 本当は井田さんを紹介して下さったトラストネットワークの小林昭旨さんにお願いして映像も使って…なんて妄想もしていたのですが、残念ながらステージングや予算の都合により実現しませんでした。 井田さんに「劇団所属の女優さんをお借りしたい」と伝えると、神谷れい子さんをご紹介下さいました。 彼女とは「幸せの向こう側」でご一緒させて頂いており、踊れて性格の良い女優さんだと知っていました。 そこで彼女には、ダンスはエキスパートでも芝居はズブの素人である社長のセリフまわしやアクションの指導もして頂き、ストーリーの案内役というとても重要な役割を務めて頂きました。 |
![]() 未来のスタッフ マチルダ役:神谷れい子さん |
|
![]() HOJO DANCERS |
ストーリーができると今度は音楽を探して編集する作業が始まります。 音楽編集にはセンスが物を言います。 今回は、私達がそのセンスを信頼する勉と聡子が自分のパソコンを駆使し、時には残業をしながら30曲ほどの音楽を編集してくれました。 そして出演のプロの先生方には、こちらの指定の曲に合わせて踊って頂く事になりました。 ほとんどのシーンは明先生が振り付けをしたので、お忙しい中を何度か上野のスタジオに来て頂きました。 北條ダンススクールの中でソロを踊らない子達はエキストラのようにステージ上を歩いたり「HOJO DANCERS」としてフォーメーションを踊ったり、社長やソロを踊る先生と絡んだり…と大活躍。 当日は早替えが何度かあり、大変だったと思います。 |
|
| フォーメーションって、経験が浅い頃は「面倒クサイ」と思っていい加減に踊りがち。私個人の経験ですが、自分が主役じゃないという責任の軽さや不満と、みんなで踊るという安心感や甘えなど、色んな感情を持ちながらそれに参加。 チームメイトの成績や年齢がだいたい同じである場合も多く、ほとんどの場合「どうせ箸休め的な作品でしょ、テキトーにやっておこうよ」というネガティブな風がチームの中に吹きがちです。 でも経験を積むと、主催や振付家の立場を少しずつ理解できるようになり、自分自身のパフォーマンスに対する責任を持つようになるので、集団演技の中で自分の最高のパフォーマンスができるようになります。 今回HOJO DANCERSの皆さんには、フォーメーションといっても振り付けが全員同じではないので間違えてもバレないという「安心感」と同時に、1人1人がきちんとパフォーマンスをしないとそのシーンが台無しになりかねないという「緊張感」…という経験をしてもらいました。 でも、忙しい中を休み返上でよく練習してくれたので、全てのシーンが躍動的で見ごたえのあるショータイムを演出する事ができたと思います。 明先生が言っていた事ですが、アカデミー賞やエミー賞に助演男優賞や助演女優賞っていうのが存在するのは、周りを固める人達がいかに大切かって事の証しですもんね。HOJO DANCERSの皆さんは助演ダンサー賞受賞です。 |
||
![]() 全体リハーサルでご協力感謝のご挨拶 |
![]() もちろん社長と慶子先生もリハに参加です |
|
| セリフとアクションと音楽と照明…お芝居の舞台ならば舞台監督さんがキュー出しをし、現場である舞台を使って場当たり稽古を数回し、ゲネプロと言われる本番さながらのリハーサルを行ないます。 でもホテルのバンケットを使う場合は会場の都合上、前日の夜中もしくは当日の早朝にしかリハーサルができません。 そこでセリフと音楽はつなげて録音をしてしまい、当日は音響の方がCDの再生をONにしたら、どんなハプニングがあっても途中で止めないという方式をとりました。 したがって、出演者にはステージへの出・ハケのタイミングを確実に知ってもらわなくてはなりません。 特にスタッフがまごつく事のないようにと、全体リハーサルの前の水曜日に照明合わせ兼リハーサルをし、金曜日の全体のリハーサルでは他の出演者にも台本と照らし合わせながら、流れと出・ハケを把握して頂きました。ところでタイムマシーンって、誰も実際に見た事があるわけではありませんよね。 映画やアニメに出てくるも物は全てその作者の想像の中の物でしかありません。 ですから今回、ステージには何か形のある物としてのセットを置かず、照明と音だけを使用して演出しました。 舞台ならもっとリアルに色々と作りこめたと思いますが、欲を言ったらキリがありません。 |
![]() ステージリハーサル |
|
| パーティーの1日って始まっちゃうと怒涛のように流れていき、あっという間に終わってしまいます。 「あんなに時間をかけて準備をしたのに…」なんて惜しむ間もありません。 リハーサルはなんと5時半からでしたが、スタッフは4時に集合して控室の準備などをしてからHOJO DANCERSの場当たりをしました。 でもそのおかげで、リハーサルをすんなり時間内に終えることができたのは幸いでした。パフォーマーはどんなに疲れていても最高の演技を披露するのが使命です。 ダンスパーティーではプロとして1人何役もこなさねばならず、それぞれに責任があります。 でも、ショータイムはダンサーとしての力を一番発揮しなくてはならない時間。ショータイムの前に全員集合して、心を一つにしてからステージに向かいました。 |
||
![]() 司会の高坂奈々恵さん |
普通のショータイムではダンサーが司会者に名前を呼ばれて登場し、お辞儀をして次のダンサーを迎えて…全員が整列しているところに主催が出てきてご挨拶してお開き。 ですが、明先生は「キレイに決まっているのを見た事が無いから、カーテンコールはやらない」と言い出すので、「そらアカン!一応ダンス界の慣例は守らなくちゃマズイよ」と、私はアイデアを絞りだし、ショータイムの最初にキャスト紹介を持ってくる事にしました。 上野駅のホームの発車ベルをショータイムのスタートにし、ガタンゴトンという電車の音をBGMにキャスト紹介をしたのですが、出演63名分の名前を上野から御徒町に到着するまでの時間内ピッタリに「ライブで」読み上げた司会の高坂奈々恵さんは、さすがプロフェッショナルでした! |
|
| 社長は今回のショータイムでほとんど出ずっぱり、しかも最後には自分のソロとしてワルツを踊る設定だったので、毎日朝早くからダンスと演技の練習をし、家に帰っても何度も声を出してセリフの練習をしていました。 | ![]() 明先生監督のもと社長と神谷さんの稽古中 |
|
![]() 早朝から練習に励んでました |
その姿を見ているだけでも感動しましたが、本番の社長はちゃんとセリフを言っているかのように口を動かしながらしっかりと演技をして、慶子先生とのワルツもバッチリ踊り切って下さいました。 そんな社長をステージ袖から見ていて涙が出そうだったのは私だけじゃないと思います。 この笑いあり、感動ありのショータイム「タイムマシーン」の模様はまもなくDVDでご覧頂けることでしょう。 ちなみに、「北條明のタイムマシーン」というかくし芸はYouTubeで今すぐご覧になれますよ。 |
|
| 2010年8月8日(日)帝国ホテル孔雀の間に於きまして、北條ダンススクール60周年記念舞踏晩餐会を開催致しました。 本当は昨年が60周年だったのですが、一昨年に横浜の7周年を開催したばかりだったので、大きなパーティーを続けては生徒さんにもスタッフにも負担がかかるだろうという思いから、開催を1年延ばしていたのです。パーティーシーズン真只中にもかかわらず、本当にたくさんの方にご参加頂いたおかげで、特別なパーティーを盛大に催す事ができました。アマチュアデモンストレーションにご出演下さった皆様、ご協力頂いた先生方、各業者の皆様に御礼申し上げます。 ダンススクールのいわゆるダンスパーティーというものは、ホテルのバンケットルームにダンスフロアを敷き、アマチュアデモンストレーションといわれる生徒さんの発表会に続きディナータイム、ダンスタイムなどがあり、最後にプロフェッショナルショータイムをご覧頂いてお開きとなるのがごく普通の流れ。 今回は特別な催し物なので、通常のパーティーよりも「特別感」を出すことに神経が注がれました。そこで会場は、50周年記念でも利用した、名前からしてホテルの中のホテルである帝国ホテル…しかもメインバンケットである孔雀の間と決定しました。私達が以前よりお世話になっている元ホテルマンの方に「日本一のホテルはどちらとお考えですか?」と伺うと「やはり帝国ホテルですね」という答えが返ってきた事もここを選択した理由の一つです。 さて、他に「特別感」はどう出すか?パーティーに参加する全ての人々が「参加して良かった」と思えるようにすると言えば簡単。でも、全ての人を満足させるのは非常に困難であるという覚悟とはいえ、いわゆるダンスパーティーの流れをほぼ保ったまま特別なイベントに仕上げるにはどうしたら良いのか?半年以上前に実行委員会を立ち上げて、明先生を中心にあれこれ湧いてくるアイデアをまとめていきました。 |
||
![]() 本日のご宴会案内 |
普通に考えれば、ホテルという空間イコールすでに特別。 でもホテルで開催するダンスパーティーや発表会への参加リピーターにとっては、「本日のご宴会」って案内板に書いてある主催者の名前が違うだけ。 |
|
| 会場に到着したお客様の目に飛び込むのは受付。 日本で60歳、還暦と言えば赤いチャンチャンコ…よし、じゃあ受付前にレッドカーペットを敷いてお客様全てをVIPのようにお迎えしよう!と考えました。 ポスターにもレッドカーペットを敷いて、当日の会場イメージとリンクするようにしました。 が、残念ながら予算の都合でレッドカーペットはボツ。 でも、フラワーショップのムサ・ジャパンさんが素敵なアイデアを下さいました。 「前室にお花を飾って、その足元に赤いバラの花びらを散らしましょう」う~んシックで特別感モリモリ。 |
![]() バラの花びらのレッドカーペット |
|
![]() 厚みのあるチケットと封筒 |
いつもはスタッフが制作するポスター、プログラム、チケットもアマチュアファイナリストとして活躍したデザイナーの治面地良和さんにお願いし、印刷はモダン出版さんにお願いする事に決定。 実行委員長の明先生の頭の中に浮かんだイメージを膨らませて、何点もデザインをしてくれました。 紙質にもこだわったのでいくつもボツが出ましたが、今まで見たこともない厚みのあるチケット、おそらく業界初の「表紙に細工入り」でエレガントなデザインのプログラムができました。 |
|
![]() プログラムの表紙 |
![]() プログラムを開くと |
|
![]() 中身はエレガントなデザイン |
![]() 背表紙内側 |
|
| プログラムの中身にも社長の思い出話がつまったご挨拶の他、長時間のパーティー暇つぶしになるような記事を…と思い、北條社長とスクールに縁の深い外国人コーチの面々にメッセージを頂き、朋子がクロスワードパズル、理恵が間違い探しを作成し、多くの企業から広告をご掲載頂きました。 | ![]() クロスワードと間違い探し |
|
![]() こんなステージと看板でした |
アマチュアの方々の演技発表に関しては??50周年の時にはどのお席からもなるべく見やすくなるように…と、後列のテーブルを壇上にあげて会場をコロッセオ型にしました。 今回はフロアを60センチ高いステージにしたシアター型に決定。そしてそのフロアとステージの周りをお花で飾り、ステージ後の吊り看板のデザインも治面地さんにお願いしたので、「いかにも!」って感じが消えて特別感が出ました。 そしていつも通りではありますが、お一人ずつドレスの色に合わせてリハーサルから照明をつけて踊って頂き、出演の生徒さんのご要望を伺うという形式にしました。 ダンスタイムは、フロアを高くしたので安全面を考慮して無くなりました。 |
|
| ディナーは、ご出演されないお客様にとってのお楽しみタイム。 社長夫妻が試食に出かけ、帝国ホテル側との話し合をした結果、普通のダンスパーティーではお目にかかることができない(要するに手間がかかってお値段が張る)ようなお肉料理やデザートを皆様に召し上がって頂く事が実現しました。 これってメニューを見ただけではあまり判断できませんが、同じ名前のお料理が出されていたら「おっ☆」と喜ぶべきパーティーかも。 その他これは明先生のこだわりですが、最初にテーブルの上にビール瓶が並んでいるパーティーは日本独特の「宴会」的な雰囲気をかもしだし、スマートに見えない。 ということで、今回は60周年を記念した「60th Anniversary」というオリジナルカクテルを特別に作って頂き、皆さんに乾杯をして頂きました。 ホワイトラム・ミドリ・パイナップルジュース・グレープフルーツジュースをシェイクした、夏らしく爽やかなグリーンのカクテルでした。 パーティーの最後にはプロショータイム。さあ、どうする?たった一度きりしかない、ここでしか見る事のできないワンナイトショー。よ~く考えなければ。 …続く |
![]() 乾杯はオリジナルカクテルで |
|
![]() リチャード・ポーター |
以前も書きましたが、ここ数年リチャード・ポーターが来日するたびにレッスンを受けています。今のラテンダンス界を引っ張るコーチです。 彼はイギリス人。子供の頃にダンスを始め、アマチュアチャンピオンからプロに転向してファイナリストとして活躍。日本インターにも出場したり、世界中で活躍しながら惜しまれつつ引退。と、普通のトップダンサーの生涯(?)のようですが、実は引退をする頃に彼の中にある思いが芽生えたことが、彼を人気のあるコーチにしたのです。 私達が現役だった頃から既に、イギリスってイケてないダンサーが多かった。イギリス国籍のダサダンサーが私達より成績が良いと「あぁ、彼はイングリッシュパスポートを持っているからねぇ」と色んな人に慰めてもらった思い出があります。 リチャードも私の中では例外なくイケてない組に分類されていて、デモンストレーションを見たいとか、レッスンを受けたいなんて思ったこともありませんでした。ただ、スタンダードダンサーのジョナサン・クロスリーがまだアマチュアだった頃、ショーの為の振り付けをリチャードにしてもらっているのを見かけ「リチャード・ポーターなんかに何故?同じイギリス人としてのよしみかなぁ?」と不思議に感じたことがありました。 また彼はドニーと仲が良かったので、私達が宿泊しているドニーの家にも遊びにくることがあり、一緒にスヌーカーやゲームをして遊ぶこともありました。そのせいではないと信じたいけど、私達のダンスに対してとても好意的で、いつも良い成績をつけてくれていました。でも、ただそれだけの関係でした。 |
|
| 私達は引退をして、ダンサーとしてだけでなく、教える立場として勉強をし続けることになりました。ロンドンなどに出かけて世界的な大会を観戦すると、選手だった頃よりも視野が広くなり、トレンドの移り変わりが良く見えるようになります。 ラテンダンス界ではここ5年ほど、そのトレンドの先にいるコーチャーを探るとほとんどがリチャードにたどり着くのです。世界のトップダンサー達、そしてたくさんの日本人選手もレッスンを受けている彼にはぜひ触れてみたい!幸いドニーとの仲も良いようだし…ということで現役選手に混じってレッスンを受けさせてもらうことになりました。振付けの才能があるという話も聞いていたので、まずは檜山組の引退パーティでの自分達のショーを作ってもらうことから始めました。 初めて彼に振付けをしてもらって感じたのは「音の取り方が新鮮だ!」「リードとかあまり気にしていない?」「簡単なステップが多い…」でした。振付けをしていくプロセスは振付家によって様々ですが、リチャードのやり方は私達にとって初めてで、「へぇ、こんなやり方もあるんだね」と新鮮でした。 彼は最初に音楽を聴いて、次に音楽に全く関係なくA、B、C…と振付けを数小節ずつのブロックに分けて行い、その後A、B、Cをパズルのように入れ替えたり途中に何かをはさんだり削ったりして音楽にフィットさせるのです。 それに対してダンサーは、まず振付けをざっくり覚えて踊れるようにし、限られたレッスン時間の中ですぐにパズルの入れ替えに順応しなくてはならないので、案外大変な作業です。でも脳みそをフル稼働させてるのが実感できて「あぁ、私の脳みそはツルツルじゃないな…」と満足感も得られます。 私は見かけによらずパニクりやすく、リードされて自然に動いてしまった振りを足型として記憶できないことが多いのですが、明先生はサラッと覚えてパズルにも素早く順応してくれるので本当に本当に助かっています。あぁあ、私の記憶力っちゅうもんは子供の頃のバレエでキャパを使い果たしちゃったんだろうな。メモリ増設したいです。 なぜ彼がこのような方法をとるのか?とか、レッスン中によく「ナマケモノ~(のように)」と要求するのか?などの疑問は、ただレッスンを受けているだけでは理解できません。しかし、何度かレッスンを受け、一緒に食事に行って話をするうちに、彼のダンス観を形成している様々なことを知ることができました。 彼は「小さい頃にダンスを始め、なんとなく続けるうちにアマチュアチャンピオンになり、なんだか流れでプロになっちゃった」と自分の現役時代を振り返って言います。その、「なんとなく」ダンスを続けていることに違和感を覚え、その当時にしては早すぎる引退をしたのだそうです。その後ブラブラしていた彼は「やっぱりきちんとダンスと向き合いたい」という気持ちが沸き、イギリスの有名なラバンというコンテンポラリーダンスの専門学校に通ったのです。この学校で学ぶことは本当に大変で、高いレベルの英語力を持つことが入学の条件としてかかげられています。英語を母国語とする彼でさえ「何度も繰り返しテキストを読まなければ意味が分からないような文章が多かった」と話すぐらいですから、日本人でそこを卒業したという人はまだいないようです。リチャードはこの学校で、様々なダンスに関係することをたくさん学び、ラテンダンスに取り組む姿勢が変わったと話していました。 |
||
| リチャードのレッスンを受けているダンサーはたくさんいます。 有名なところではセルゲイ&メリア…メリアの初めて外国人コーチャーはリチャードなんだって。 アマチュアではイギリスのニール、クロアチアのゾラン、イタリアのニーノ(アニエロ)、そしてステファノなどなど。 セルゲイ達は主にショーの振付けをしてもらっているようなので例外として、その他のダンサー達のことを「ネオイングリッシュスタイル」と明先生は分類しています。 もともとイギリスで作られたボールルームダンスは、歴史を重ねるうちに世界のあちこちに広まり、研究されて進化をしました。 そしてイギリス以外からも素晴らしいダンサーや指導者が台頭し、少しずつ個性の違うスタイルが世界の舞台で競われるようになったのが現在の競技シーンです。 広まったおかげでイギリスは、お家芸を奪われたかのように見えます。 これは、多くのイギリス人コーチが過去の栄光に甘えてしがみついていることによって起きたこと…自業自得です。 |
![]() ニール&カーチャとゾラン&タチアナ |
|
![]() ニーノ(アニエロ)・ランガラ |
![]() ステファノ |
|
| でも、中には生徒からインスピレーションを得ることができる柔軟なアタマを持ち、ダンスの勉強をし続けるコーチもいます。このような進化し続けるコーチ達のスタイルのダンスを私達は「ネオイングリッシュスタイル」と呼んでいます。こういうコーチをチョイスできたダンサーはラッキーか頭が良いかのどちらかでしょう。 ただ、リチャード・ポーターに関しての注意は彼がベーシックを教えようとしないこと。「ベーシックは違う先生に習え」と生徒にハッキリ告げていると彼自身が話していました。こんなんじゃどうしようもありません。実際、彼に振付けをしてもらっている最中にも、どんなステップを私にさせたいのかリードが伝わってこないことがあり、困ってしまうことがあります。ここがエスパン教授やドニー大先生との決定的な違い。 リチャードと踊った印象は、ベーシックステップの名前や基本的な足型は当然知っていて、体重を使って相手に伝えるのは上手いけど、相手に音を細かく表現させるためのリードや、複雑な2人の位置関係の変化を伝えるためのリードはほとんどしないか、リードしてくれてもあまり上手くない。リード&フォローには知識と経験、そしてセンスが必要です。リチャードは自分が現役時代にチンタラやってたみたいだけど、もしかしたらこういう肝心な勉強を深くしなかったのかもしれないですね。そしてこのボールルームダンス特有のリード&フォローのようなテクニックは有名なダンス専門学校でも教えないようです。だから、リチャードに振付けてもらったらまずはそのステップの見直しをして、2人の位置や動きがどうかみ合うのかを再構築してから踊らなくては完成しないのです。 リチャードに習っている現役選手の皆さん、その選手に習っている皆さん、要注意ですよ。 パートナーと2人で踊るって、自分1人で踊るよりも数段難しいんです。履物だってハイヒールですからね。バレリーナとして1人で、もしくは男性パートナーに支えてもらって自由に踊っていた経験者である私が言うのですから、間違いありません。バレエの男性なんて滑りにくいバレエシューズだし、女性を支えたり回したりしている時は複雑なステップを踏まないから、女性が軽々と踊れて当たり前なのです。 ボールルームダンスの上達を目指す皆さん、振付けを変えたからって簡単に上手くなりはしません。古くても新しくても、自分達のルーティンを分析して踊ることで初めて上達するんです。その分析の為に必要なのは正しいベーシックテクニックですよ。私も、もっともっと勉強します! |
||
![]() |
水曜日に開催されたプロラテンでは先のIDSF問題の影響を少なからず受け、問題から逃れるために国を変えて出場しているカップルもいました。 アマチュア元チャンピオンのマウリッツオはイタリア人ですが、以前はハンガリー人のメリンダと組んでいたので、ハンガリー代表選手でした。 現在のパートナーと組み、母国イタリアで仕事をしていたところIDSFのプロ部門のコンペ以外への出場を禁止され、ブラックプールに出場する旨を告げるとレッスンやデモンストレーションの仕事を取り上げられてしまったのだそうです。 そこで彼は、現在のパートナーの国籍であるカナダで仕事をしているようです。UKの時にターンプロしたステファノ・ディ・フィリッポも同じ問題で悩んだ末、出場をあきらめたのだそうです。 |
|
| 今のプロラテン部門の世界ベスト24は強豪がひしめき合い、準決勝のベスト12でもパンパンに詰まっているので押し出されてしまう…という状況です。全英選手権はベスト24からは単科戦になるので、準決勝でさえ数人が入れ替わっていました。残念ながら日本人はベスト24にも及びませんでした。「別にあのジンガイが抜けて、日本人が入ったっていいじゃん!」と思う反面、何が足りないのかということも見えているのです。その打開策は無くはないのですが、教えていない選手にはアドバイスもしてあげられず悶々としてしまいます。 「一般的な」日本人選手と「一般的な」外国人選手の差は、体幹の強さにあると見ています。昔から「日本人は足が弱い」とおっしゃる先生が日本には多いような気がしますが、実は脚力じゃなくて脚と胴体をつないでいる股関節回りから体幹部が弱いんだよなぁ…。だから、運動中に姿勢の維持ができないし、スムーズにしなやかに動けない。スピードも出せないしコントロールもしづらい。だから必要の無いところに力が入ってしまって、さらに姿勢が維持できない…という負のスパイラルがぁっ!! 世界のトップダンサーにそんな負ニャ男と負ニャ子は見当たりません。 今回のファイナリスト達は全員良く踊っていた!という印象でした。これって、当たり前のようでなかなか無いことなんですよ。そしてそれぞれのカップルに個性がありました。 |
||
| ジョアンナは他のダンサーにはマネのできないような(マネをしないような?)ワザを磨き、マイケルはそれをサポート。 彼らにはラテンリズムを表現するボディムーブメントが少ないので、なんだか異種格闘技を見ている気持ちになります。 ラテンのエキスパートのジャッジの多くは彼らのことが好きではないのですが、スタンダードのジャッジに気に入られているようです。 |
![]() マイケル&ジョアンナ |
|
![]() リッカルド&ユリア |
リッカルドはチームマッチの時に変化を確認した通り、プロらしい踊りをしていました。 いつもならジョアンナの対抗馬とされるユリアは、勝手に動くのではなく男性のリードを感じて動くというシステムにシフトしていたので、以前に比べて大人しいという印象を受けました。 彼女はこれを乗り越えたらとても素晴らしいダンサーになると思います。 ドニーにして「噴火前の火山のようだ!」と言わしめるほどの才能があるからです。(ドニー大先生が私以上に正直なのは皆さんご存知ですよね?) |
|
| フランコは久々に自分のペースで踊れていたようです。でも他のダンサーと接触しそうな時に遊びすぎです。 アレは観客を味方につけるには効果的だけど、私がジャッジしてたり選手だったらムカつく(怒)だって踊ってなきゃ判定できないですからね。 それからオクサナが彼と同じリズムの取り方をできないのが気になってしまいました。ただ、男性にまとわり付くのは上手いので、ポニョッとした身体をもっと締めたら軽やかな動きに見えるのになぁ。 ドレスのセンスがイマイチな気がするのですが、ま、それも個性かな? |
![]() フランコ&オクサナ |
|
![]() セルゲイ&メリア |
セルゲイとメリアはUKの時よりも断然良いパフォーマンスでしたが、残念ながら技術的な成長は見られませんでした。 もともと習っていたトーナ・ニーハーゲンと少し距離を置いてから、コーチ選びに迷いがあるようです。 どのダンサーにも見られるようなバックボーンが彼らには見受けられませんでした。 でも、セルゲイはとてもパワフルだし、メリアはラテン的で情熱的。男女のやりとりがとてもハッキリと見えました。 |
|
| スラビックとアナはようやく2人で踊れるようになってきました。 スラビックはなんだか年を取ってくたびれた印象でしたが、それは彼の得意なボディポップを振り付けから取り外してしまったせいなのか、何度もコンペをキャンセルしているせいなのか…? それにひきかえ彼女は若く、最近のラテンダンス界で唯一と言って良いほど、とても美しくセクシーな女性ダンサーだと思います。 それだけにルンバで舌なめずりをするような表現は下品に見えるのでやめて欲しかった! 彼らは複雑なコネクションのステップが多いせいで難しそうに踊っているように見えてしまいましたが、ここで投げ出さずこれからも頑張って欲しいと思います。 |
![]() スラビックとアナ |
|
![]() アンドレイとメリンダ |
アンドレイとメリンダはとっても素敵☆と憧れを抱かせるような選手ではありませんが、準決勝に残った選手と比較をすると、全てにおいてバランスが取れていることがファイナル入りの決め手となったように思います。2人ともアマチュアチャンピオンだったのでスタミナは十分でしたし、お互いの得意な部分を生かした振り付けを選択しているようなので、コンスタントに同じ踊りができるのではないかと思います。 セミの中でもマーカス、マウリッツィオ、マテイは、努力をすればファイナルに食い込む実力の持ち主。次の世界的な競技会が楽しみです。 |
|
| ※掲載している画像はRob Rondaさんに許可を得ています。(無断転載禁止) | ||
| 私が書く文章は、マニアックで長い…と不評なので、今回は短くしようと思います。 まずは月曜日に開催されたプロスタンダードライジング…これは応援する日本人の選手が落ちてしまった時点で興味が無くなってしまいました。最後まで見てはいませんが、UK選手権のライジングスターで決勝に残っていた選手は予選の時から運動に焦りが無く、自信に満ちたパフォーマンスができているという印象を受けました。 前回の好成績に裏打ちされる自信は確かにアドバンテージになるのですが、「自分達はこのコンペのためにしっかりと練習を積んできたんだ」という自信が持てたら、他のカップルに負けないようなパフォーマンスにつながると思います。だから練習って大切なんです。ま、もちろん内容にもよりますけどね。 日本人選手ではいま、橋本剛・恩田恵子組の成績が伸びています。彼らのダンスは小難しい感じが無く、サッパリしているのでジャッジから嫌われにくい。身長も高いからムーブメントが大きく、目にとまりやすいのでチェックは入りやすいと思います。でも、どうだろう?身長の高さでは見劣りしないけど、厚みが無いのは弱々しい印象につながります。そして表情が子供っぽいので、表現がステップと合っていないように見えてしまいます。「この子は将来性があるぞ」と橋本組を喜んで教えている外国人コーチ達は、世界中の才能あるダンサー達も大勢教えています。ですから、是非とも橋本組には今のうちに、1年とは言わずとも長期の海外留学をして自分のダンスを見つめ、海外のダンサーと肩を並べられるようになって欲しいと思います。 さて、火曜日はアマラテン。『スゴク素敵☆』って感じのダンサーがいないのが現状です。 今回は出場組数がちょっとだけ少なかったので良かった点と残念だった点がありました。イタリアとロシアのIDSFというアマチュアの団体が「ブラックプールダンスフェスティバルの全英選手権に出場してはいけません。出たらペナルティが科せられますよ。」とおふれを出したために出場組数が少なかったのです。 チャンピオンのシルデ、ファイナリストのザイチェフ、セミファイナリストのランガラなどが出場をしなかったので、その空いたポジションに滑り込もうと頑張るダンサーが多かったみたい。だからある意味見ごたえがありました。 昔からスカンジナビア半島のデンマークやスウェーデン、ノルウェーからは多くの名選手が輩出されています。特に最近ではデンマークのチームワークが強固になり、元世界ファイナリストのレネ・ミケルセンを「ママ」と呼び、その元にカルメン、ブライアン、ガルケ、コングスデール、ストッケブロエなどプロで活躍した有名なチャンピオンダンサー達が集結して、そこに集まる選手達を育てているようです。また中国の選手も以前より増えて、アマチュアの部門でもアジア人が多く活躍するようになったのは国際競技として華やかに見えました。金髪、黒髪、赤毛…とてもカラフルです。でも、ロシアの妖艶でしなやかな女の子達をたくさん見ることができなかったのは残念でした。 さて、プロラテンは… お~っと、やっぱり長くなっちゃう。ってことで、また次回をお楽しみに。 |
||
![]() 日本チームとして参加しました |
土曜日の夜はTeam Matchというイベントがあります。これは、このブラックプールダンスフェスティバルの主催者から招待された4カ国が、プロフェッショナルの代表4組を出し合って行なう競技会。その中の1国には必ずGreat Britainが入っています。 競技会といっても、それぞれチームカラーを統一したり、各チームの入場時に様々な出し物をやるので、楽しいファン感謝デー的な競技会になっています。 もちろん各国のチャンピオンクラスが出場するのでダンスも楽しみですが、その出し物も見たくて会場には会期中一番の観客が押し寄せます。 私達も引退前にたった1度ですが、日本チームが招待された時に参加することができました。 過去を振り返ると、大英帝国、日本国、アメリカ合衆国、ドイツ連邦共和国、ロシア連邦、イタリア共和国といった国々が招待されていましたが、昔と違ってフェスティバルへの参加国が増えたことで活躍するダンサーの国も様々になり、過去には「スカンジナビア半島連合」なんてチームもありました。 そして今年は「アジア連合」と「ヨーロッパ連合」そして大英帝国とアメリカ合衆国の4チームが招待されました。 |
|
| これまで「日本国」として1つのチームを作れていた日本としては屈辱的なチーム編成です。 しかし、世界選手権でベスト12に残れるダンサーがほとんど引退してしまい、その他の競技会でもあまり活躍が聞こえないので仕方がありません。 最近では活躍するダンサーが増えてきた中国、そして韓国とともに「アジア連合」として庄司組がスタンダード選手として入れてもらえたのは、成績だけでなく、日本人出場者や観客に対するオーガナイザーの配慮でしょう。 |
![]() アジア連合チームの庄司組 |
|
![]() 国歌斉唱はクイーンのみ |
満員の会場…と言っても、過去に私が見たほどの混み方ではありませんでしたが…でチームマッチが開会しました。 入場する選手達はすでに普通にドレスアップしており、余興の出し物もなし。国歌斉唱はイギリスの国歌「クイーン」のみ。 案外スッキリしていて、こちらの方が時間短縮で良いと思いました…個人的にはダンスが見たいだけですからね。 |
|
| 全チームが出揃うと、各チームキャプテンが記念のペナントを交換し合います。 ペナントって分かりますか?大昔、スキー場とかのお土産で売っていたあの三角形の旗みたいな物です。 今回は混合チームが2つもあるのでどうするのかな?と思っていると、なるほど!ヨーロッパには「EU」というものがありましたね。 青地に星のサークルのEUマークのペナントを持参していました。 アジアのチームキャプテンは中国人…手ぶらでの参加でした。ガッカリです。 |
![]() アジア連合チームのキャプテン |
|
| 運が良いことに私は最前列に座らせて頂いたので、じ~~~っくりと世界のトップダンサーの踊りを見ることができました。 ラテンが始まり、久々にアメリカ代表のユージンとマリアの踊りを見て、「しばらく世界的な競技会から離れていた割には、振付けの変化もないなんて…変だなぁ。」と思いました。もちろん下手なわけではありませんから、とりあえずスルー。 アジアの代表はどっちの選手も日本インターに来る予定だけど、今の地位を実力以外のフォースで獲得してるから見ないと決めていました。グレートブリテンは冴えない選手の集合体に成り下がってしまい、目もあてられません。 ヨーロッパ連合チームのフランコは午前中のコングレスを見たせいで、パートナーとの実力の差がますます気になってしまいましたが、ここ最近では一番ちゃんと踊っていました。彼には流しグセがあるんです。1曲の中でもあまり本気を持続しないっていう流しグセ。これってムカつく。ものすご~く踊れる選手だからこそ、全部見せてくれないのが腹立たしいんですよね。そんな彼からはファンが離れていってしまいます…実力とは関係なくね。 現チャンピオンのマリトースキーは、私にとって残念なチャンピオン。あの地位にいるのが哀れ。私は全ての種目の、それを特徴付けるようなベーシックステップでカップルを比較、評価するのですが、まずはウォークの類いがマズイ。 そして2人で踊る上で男性として必要なリードもヤバイ。私には、頬の赤いポーランドの農夫が収穫祭で踊っているようにしか思えない。ゴメンよ、きっと頑張ってるんだろうけどね。 |
||
![]() お帰りなさい、私のリッカルド |
さて、同じく女性が勝手に踊るタイプで人気のアメリカ代表リッカルド。彼はもともと素晴らしいラテンダンサーだったので、早期復活を祈っていました。他に見たい選手もいなかったし、2月にドニーのレッスンをアレンジしてあげたこともあり、ちょいと気になって目を向けると…ワ~オ!!お帰りなさい、私のリッカルド!!しかもオトナになったわね~(*^^*)彼は完全復活です。 ラテンのリズムをボディで刻みながら女性をリードする。字で書くと簡単だけど、ものすご~~~~く難しいんです。そのテクニックが生かせるような振付けに変え、彼の長所を取り戻していました。しかも「う~ん、それはもしやドニー先生の教えだね?」と分かりやすいドニーイズムも見られたように、オトコっぽさが増していたのです。 時折ユリアが勝手に早く動きすぎることに私も明先生も「てめ~早く動きすぎんじゃね~よっ!」と怒っていましたが、そんな時にもリッカルドは上手く対処していました。私は横長のフロアの一番左端にいたので、リッカルドを追いかけて見ていると、身体を前のめりにして右の方を見なくてはいけません。普通、最前列に座れるのは各国の重鎮や全英選手権のチャンピオンだけですから、なんといいましょうか…皆さん姿勢良く、オスマシな感じで見ている人が多いんです。そんな中、私の視界に入ってきたのはドニー・バーンズ大先生…私と同じようにフロアのほうへ身を乗り出し、見ている先にはリッカルドがいました。 ドニーがリッカルドを育てようとするのはとても喜ばしいことです。リッカルドがエスパンから学んできたテクニックに磨きをかけ、ドニーから「男子たるもの…」という流儀を叩き込まれること、そしてユリアが「男子のリードに従い『自分で踊れる』女子の踊り方」を身につけてくれたら、彼らに憧れる若いダンサー達も良いダンサーになるからです。 |
|
| スタンダードはゴッゾーリ、ヴィソーカス、フォン、クラペッツといったメンバーが踊っていたのでとても見ごたえがありました。 ゴッゾーリは今回の全英選手権に出場するのかしないのか?が世界中の話題になっていました。 そんな面倒な話を蹴散らすかのようなエネルギーで踊ってくれたので、見ていた人は胸がスカッとしたのでは?タンゴを見ていたとき、すぐ後ろに座っていた明先生は「なんかチャンバラを見てるみたいだな。」といって「チャンチャンばらばら砂ぼこり~♪」と歌っていました。うん、確かに。 こういうのが「芸術性が無く、スポーティー」って嫌われるんだろうなぁ。でも、ふたりでくっついてあの動きはたいしたもんだと思うけど…。 |
![]() ミルコはチャンバラ中? |
|
![]() 引退表明したユージン&マリア |
チームマッチの結果は、アメリカチームの優勝。 去年も書いたと思うけど、その中でアメリカ生まれアメリカ育ちの人ってヴィクター・フォンだけなんじゃないかな? と、ここでユージンとマリアが引退発表。 世界のトップダンサー達はこの場所で全世界のダンス愛好家に別れを告げることが多い。 それはこのブラックプールという辺鄙な場所が「ダンサーにとってのメッカである」ということを象徴しているかのようです。 |
|
![]() スパニッシュホール |
土日のイベントといえば、コングレス。世界のトップコーチやダンサーによるレクチャーが行われます。 私達もエスパン、ドニー、ステリアノスといった先生のレクチャーにモデルとして参加させて頂いたことがあります。(過去ログに記事があると思います。) 以前は土日にコンペはありませんでしたが、出場組数の増加に伴って予選の予選を行わなければならなくなったのと、アマチュアにもライジングスター選手権ができたので、コングレスはウィンターガーデンの中のスパニッシュホールで開催されます。 朝9時半ぐらいから夕方5時ぐらいまで、ティータイムやランチのブレークを入れながら、2日間で20コマぐらいのレクチャーを聴講することができます。 |
|
| 今回は我らが師匠のドニー・バーンズとゲイナー・フェアウェザーが朝11時頃からレクチャーをするということで、場所取りのため早めに会場へ行くと、最初の講師だったロベルト・ヴィラのレクチャーがすでに始まっていました。 まだ人が少なめだったので、ドニーマニアの竹歳組、明マニアの夏見組と一緒に正面で見やすい場所を確保することができました。 |
![]() 見やすい場所を確保 |
|
| 2番目の講師は元イギリスチャンピオンのニコラ・ノーディンという女性でした。残念ですが、いわゆるただのガイジン。 現役時代の彼女は、私達にとっては魅力のかけらも無いイングリッシュスタイルのダンサーでした。 今回のレクチャーでモデルを務めたダンサーも全員が冴えない感じで「あ~…この人に習っても、こんなダンサーにしかならないんだぁ」と寂し~くなってしまいました。最近イギリスダンス界の宝とも言えるコーチ達がイギリス以外の国を拠点に教えるようになってしまい、若めの世代で国に残っているのは「ジャッジをするから生徒が来る」ってタイプの人がほとんど。イギリスのダンスが衰退するのも仕方が無いって証明してしまったようなレクチャーでした。 |
||
![]() ティーブレーク中 |
ティーブレークの後は、ラテンファイナリストのフランコ・フォーミカ。 インパクトというテーマに沿って、サンバを例に取り上げてリズムのとり方を講習しました。 残念だったのは、パートナーのオクサナが彼が説明しているように踊れていなかったこと。 フランコの体幹の強さや筋力は並じゃありませんから、弱い彼女は、彼が使っている場所とは別の場所を代用して、彼と同じように音楽を表現しているように見せかけるしかありません。今後の彼女の成長に期待しよう。 |
|
| その次に登場したのは、海外流出組のアンドリュー・シンキンソン。 現役時代後半は寂しくなった毛髪を何とか盛り上げてセットしていましたが、潔く剃ってしまってからはきれいな卵型の頭部丸出しで男っぽさが増しました。 彼は正統派のイングリッシュスタイル。ジョン・ウッド、マーカス・ヒルトンとともに、イギリス最後の黄金時代を盛り上げていました。 北條先生と仲が良かったので、私達は彼に相当お世話になりました。 だからという訳ではなく、彼の音楽性豊かでベーシックに忠実なダンスが今でも一番好きです。 パートナーのいない彼は、ドイツ人のナターシャ・カラベイを使って、「アンドリューの流儀、コンペでの必要事項5か条と禁止事項5か条」を、5種目のデモンストレーションを交えてレクチャーしてくれました。 |
![]() アンドリュー・シンキンソン |
|
![]() 師匠ドニー・バーンズとゲイナー・フェアウェザー |
さていよいよお待ちかね、お師匠様の登場です。 久々に「ドニーッ!!」と大声でコールしましたよ…明先生がです。 テーマは「ザ・パーフェクト・マッチ」一旦カップルを解消して違うパートナーと踊るという経験をして、再び元のさやに納まった彼らには、正にパーフェクトマッチなテーマでした。 彼のレクチャーパターンはベシャリ5分の3、レクチャー5分の1、デモンストレーション5分の1という時間配分で、デモの最後には泣くんです。 |
|
| さて、今回ベシャリの部分では、自分達のダンスが、色々なコーチ達に支えられて現在に至っているということを、首にかけているネックレスのチェーンに例えていました 。レクチャーの部分では、どのステップも一歩一歩の間の部分がとても大切なのだと力説しました。私達はレッスンで、ダンスでも何でも「in between」が重要だということを、耳にタコができ、体には(ドニーに叩かれて)アザができるほど教え込まれてきましたから、「うんうん、その通り。考え方は変わってないな。」と再確認しながら聞きました。 お待ちかねのデモンストレーションタイムでは、いつも弟子として緊張します。彼らの良い時も悪い時も知っているので、「今日の師匠が良く踊れますように…」と、祈るような気持ちです。でもそんな心配は無用で、フロアに一人で立つゲイナーのスタイル良さとカリスマは相変わらず。手を上げただけで宇宙と交信しているかのように見えました。 |
![]() ティンキーちゃん宇宙と交信中 |
|
![]() 若作りのドニーおじさん |
そこに登場するのは、まったくダラシない服装で若作りした、ピーターパン・シンドロームのドニーおじさん。 | |
| ところがゲイナーの手をとった途端に、ラテンチャンピオンがむくむくっと甦りました。 完璧なスタンディングポジションで立ち、オープンヒップツイストを踊ったところで、なぜだか私、涙がド~ッと溢れてきてしまいました。 次はいつ見られるか分からないお師匠様のダンスをこの目に焼き付けたいのに、涙でかすんで見えないじゃん(TT)うっ、コレ書いてる今もまた涙がっ… いやぁ、マジで感動したっ!終わった後にドニーのところに行くと、ドニーファミリーは全員号泣…特にヴィベッケ・トフトなんて目が真っ赤なウサギちゃんでした。 |
![]() 完璧なスタンディングポジション |
|
![]() 師匠に乾杯 |
その後、同じ釜の飯を食って育ったネギちゃん達と一緒にランチ。自称「ドニーイズムの継承者」達としてドニー&ゲイナーに乾杯しました。流した涙の分を水分補給しなきゃ。 |
|
![]() 同じ釜のピザを食う |
![]() 涙の分を水分補給 |
|
| 同じ釜のピザを食いながら4人全員で一致した言葉は「ちゃんとやんなきゃダメだね」でした。 アンドリューやドニーのようにベーシックを本当に大切にして教えるコーチのレッスンを受けることはお金を支払えば誰でも可能です。 でも、そのコーチに「この子達に大切なことを教え込みたい」と思わせるほど食らいついて行くことで、支払うレッスン代以上の価値あるものを得ることができると思います。 |
![]() ちゃんとやろう、ベーシック |
|
![]() カビが生えて高級な… |
ネギちゃんの言葉が面白かった…「みんなイギリスへ来て、アンドリューみたいにカビが生えたようなダンスに触れなきゃダメだよ。」 チーズ好きのネギちゃんならではの例えでした。(続く…) |
|
![]() 窓が壊れてた |
フラットに到着してお部屋に行くと、ちょっと寒い…ヒーターをつけたけどまだ寒い。 見たら窓が開いている…じゃなくて、壊れちゃってるじゃんっ!!窓が窓枠ごと少し外れちゃってたんです。 まずは毛布をはさんで応急処置。 |
|
| ブラックプールでは17年ず~っと同じホリデーフラットに泊まっています。北條社長も利用していたので、親子2代でお世話になっていることになります。 大家さんはちょっと不気味なご夫婦で、何かクライムサスペンスドラマに出てきそうな雰囲気なんだよなぁ。住人を殺して地下室で血を抜いて切り刻んで…って。ごめんなさ~い! 悪い方々じゃないのですが、旦那さんは仕事を全くしてないみたいだし、奥さんはなんだかワケの分からない冗談を言うのであまり顔を合わせたくないような気になるんです。 でも贅沢は言えません。イギリス全体の景気があまり良くないためか、ノスタルジックな雰囲気の行楽地には閑古鳥が鳴く状態が数年続いています。 聞くところによると、前年度に手付金も納めて予約してきたフラットやホテルが廃業してしまい、改めて宿を探さなければならなくなったりする人が何人もいたようです。 |
||
| 5月28日(金)はプロフェッショナルラテンライジングスター選手権。日本のトップダンサー選手はここでなんとか頑張らなくちゃなりません。 本戦の全英選手権でベスト24まで残れる日本人選手は現在いないのですから、まずは世界のベスト24以下の中でトップを目指すのです。 金曜日は客入りが悪く、客席には空席が目立ちます。 よっぽど応援したい選手がいなければ、アマチュア選手達も応援には来ないし、スタンダードの選手や、ラテンに興味の無い観客はティームマッチのある土曜日か、また月曜日にしかブラックプールに来ないからです。 |
![]() 空席が目立ちます。 |
|
![]() バービー人形みたいなゲイナー |
観客は1週間のイベント期間中、自分の好きな時だけコンペを見ればいいけど、ジャッジは大変です。 イブニング…といっても午後からのコンペを全て審査しなくてはならないからです。 今回のジャッジにはセンスの良いゲイナー・フェアウェザーが入っていたので、彼女のドレス姿を見るのが毎日楽しみでした。 男性陣ではブライアン・ワトソンもお洒落で素敵でした。 |
|
| 今回のライジング優勝候補はターンプロしたばかりのエフゲニー・スマージンとポリーナ・カザチェンコ、そしてUKライジングのチャンピオン、ジョシュア・キーフェとサラ・マグネッリ。 もちろんUKライジングで6位に入賞した瀬古薫希・知愛組や全日本チャンピオンの織田慶治・渡辺理子組にも期待ができました。 |
||
![]() アフタヌーンのコーチ |
![]() イブニングのコーチ |
|
| 結果はスマージンの優勝。2位のジョシュアを除いたら、国籍違えど全員ロシアンネーム。 久々にアジア人抜きのファイナルを見ました。今回は、アマチュアで最近成績が伸び悩んでいたスマージン以外に有名人はいなかったし、他にもピカピカ光って興奮させるダンサーがいたわけではありませんでした。 でも、ベスト12に入りそうなダンサー達は最初の方のラウンドからピックアップできました。 彼らは焦ったり興奮したりせず、身体やダンスが安定しているので、わざと焦点を合わせないようにしてボ~っと見ると、彼らにはブレがなくて輪郭がハッキリと見えるんです。 |
![]() UKのライジングチャンピオン |
|
![]() みんな頑張れ! |
瀬古組も織田組もとても悔しい思いをしたと思います。 ブラックプールのライジングスターは、文字通りブラックプールでしか開催されませんから、復讐のチャンスは来年まで持越しです。 ダンサー達には「悔しい」という気持ちを忘れないで欲しい。 悔しさを保ち続けることができなければ、その悔しかったできごとを乗り越える努力もせず、絶対にその時点よりも上に登ることができないからです。 みんな、歯をくいしばって頑張れ。(続く…) |
|
![]() 飛行機の中です |
アイルランドの火山噴火によるヨーロッパの空港閉鎖は、経済に大きな影響を及ぼしましたが、社交ダンスの世界に生きる者達にも少なからずの影響がありました。 特にヨーロッパEU各国内にいるダンサー達は競技会やレッスンのために行き来するので、ずいぶん不満を抱える人もいたようです。天災は諦めがつくとしても、ここ数年続いているBA(英国航空)のキャビンクルー(客室乗務員)によるストライキの敢行は、特にイギリスを中心としたヨーロッパ便の利用者には大変迷惑で腹立たしいできごとでした。 今回のブラックプールに出場したダンサー達、私達のような応援部隊の多くがこれを経験し、日本の労働組合のおとなしさをありがたく感じたと思います。 私達はヴァージンアトランティック航空を利用して東京‐ロンドンを往復していますが、今回はそのロンドンから国内線を網羅するBAを利用してマンチェスターに飛び、そこから車でブラックプール入りしようという計画でした。 ロンドンとひとくちに言っても空港は4つあり、一番大きな国際空港は有名なヒースロー空港で、そこには多くの長距離国際線が集結します。私達はフラットメイトだった嶺岸組とヒースローで集合してから一緒にマンチェスターへ飛び、レンタカーでブラックへ…という予定でした。 エアチケットは私がアレンジしていたので、「再び火山灰が…」というニュースと、BAのストによる欠航便に関するニュースに敏感になっていました。火山灰の様子を知らせるサイトやBAのツイッターをフォローし、様々な状況をいち早く知ることができたので、すぐに対処することができました。 世の中は数人の天才によって形成・運営されている…要するに、私のような凡人は数人の天才の恩恵を受けて生きている…まさにその通りです。インターネットの発展に感謝(-人-) |
|
| 残念ながら私達が乗る予定だった便も含めてヒースローからの国内便はほとんどが欠航となり、予約を取り直し、ヒースローからガトウィック空港まで移動しなければならなくなりました。 ヒースローからはシャトルバスや車で約1時間。歩く時間や荷物の積み下ろしの時間なんかを考え、4人+でっかいスーツケース4つが乗れる、日本で言うジャンボタクシー/76ポンドを予約したほうが、バス/1人19.5ポンド払って行くよりお得…ってことで、決定!ネットで予約をしてみました。 迎えに来てくれたのはジャンボタクシーにピッタリなジャンボドライバー。ゲルマン系と見た。 |
![]() ジャンボ |
|
![]() 遠近法じゃなく、まじデカイ |
もうちょっと厳しい顔つきだったら、マフィアのドライバーになれるかも…って感じ。 彼は日本で知ってるのは「クロサワアキラ」だって。そのうち「ビートタケシ」って言われるようになるかな? |
|
| それからすんなりチェックイン!と思えばネギちゃんは荷物が重いので何か出したら?と親切な係りのお姉さんに言われ、スーツを取り出してセーフ。 この頃荷物の超過には厳しいですよね。国際線と国内線、そしてヨーロッパ便ではそれぞれ免除される重量が違うので、アチコチ乗り継ぐ場合には要注意です。 ガトウィックからの飛行機にはツアーでブラックプールに向かう人達がたくさんいらっしゃいましたが、我々4人は皆さんにほぼ気付かれないほどのすっぴん普段着(笑) |
![]() 集合! |
|
![]() しょぼ空港マンチェ |
マンチェスターに初上陸して驚いたのは、空港がショボイこと。 明先生が「世界でもっとも素晴らしい空港ナンバーワン」ってビジネス雑誌で読んだと話していたのですが、ガッカリでした。 日本の地方空港となんら変わりないこじんまりした空港でした。 |
|
![]() 高級車を貸して下さ~い そこからのレンタカーは、ネギちゃん達が車が必要なホテルに宿泊すると言うことだったので、それに甘えさせてもらうことになりました。 マンチェのレンタカー屋さんで一番大きくて高級な(!)車を予約していてくれたのですが、トランクにはスーツケースが1つしか入らず、助手席に2つ、後部座席の私とドライバーの間に1つを置いて私はその上に足を投げ出して座り、人を含めた全てを詰め込むことができました。 |
![]() ブラックプールへ出発 |
|
![]() ブラックプールに到着 |
マンチェからブラックに向かうのは全員が初めてだったのですが、地図も無く出発。市街地へ行くのならともかく、とりあえずモーターウェイ(高速道路)にのっかってLiverpoolを目指して行けばその向こうがBlackpool。 現役時代もロンドン近郊の競技会にはネギちゃんの運転で一緒に行くことが良くありました。高速道路の分岐点に近づいたときは誰かが注意をうながさなければいけません。それには「ネギちゃんの目が悪い」とか「標識が英語だから」という以外の理由があるのです。 ある競技会が終わった夜中のドライブでのできごと。その日の踊りの調子が悪かったらしく、ネギちゃんには運転に集中力がなくなっていました。高速を走行中、ロンドンをぐるっと取り巻く環状線M25に入るべき分岐点が近づいたのに気付くのが遅れてしまい、「さようならぁ~M25ぉ~」と言いながら通り過ぎてしまった…という「とほほ」な事件があったのです。 これは4人の中での笑い話となっていますが、それ以来全員が自然にナビゲーター役となっていたので、それ以降は間違うことはありませんでした。ところが今回、久々にやってしまいました。逆方向に乗ってしまい、危うくロンドンに向かってしまうところでした(汗)でもネギちゃんだけのせいじゃありません。明先生はうたた寝、私とおきょうちゃんの席からはおしゃべりに夢中+後部座席からは標識が見えづらかったのです。 道を間違えてもこっちの高速道路はほとんどが無料なので、次の出口で右回りのラウンダバウト(日本で言うロータリー)をグルッと回って反対方向に戻る道に乗れるので便利。 出発してから1時間もかからずブラックプールに到着。ウワサには聞いてたけど、こんなに近いんだ!とビックリ。ネギちゃん、運転ありがとう。(続く…) |
|
![]() 自分でお洗濯 |
1週間も留学しているとレッスン着は足りなくなります。 ホテルのランドリーサービスに出すほどの物じゃないし、自分で手洗いです。 こんな経験は初めて。明先生も自分で洗ってましたよ。 |
|
| プールサイドの木に干したら、なんだかブランドシャツの宣伝みたいになりました。 でも、出かけてる間にスコールが降っちゃったら最悪!お洗濯後よりもさらにぐっしょり濡れてしまいました(泣) |
![]() 明先生のシャツ |
|
朝、干して出かけた |
![]() 雨で濡れちゃった。 |
|
| バリ留学も最終日をむかえ、素敵なヴィラともお別れ。今回のバリ留学では、結局サンバとルンバを振付けて頂き、残りの時間は少し詳しくレッスンをしてもらいました。 エスパンは私達に「あなた達はドニーのもとで『トラッキング・システム』としてのリード&フォロー術を習得してきたけど、お互いの体重でカウンターバランスを利用する技術を磨くと、もうひと皮剥けるわね。」と言ってくれました。 カウンターバランスを利用するリード&フォローでは、運動の範囲を大きくしたり、個人能力以上の勢いをつけたりするという変化を加えられ、表現にも幅が出ます。この課題は私達にとってとても大きな収穫でした。 最後に、また秋に留学したいとお願いをしてきました。もちろん日本で可能な時には是非レッスンを受けさせて欲しいとも告げてあります。 バリに建設中のスタジオは夏に出来上がっている予定だとも話していました。「出来上がってないと困るのよ…」って。そのワケは、祖国ノルウェーのナショナルチームのコーチとして、選手をここに集めてキャンプをするからなんだそうです。 エスパンは私達のレッスンの後、お仕事でジャカルタへ飛びました。本当に大忙しです。 私達はフライトが夜中だったのでヴィラに戻り、シャワーを浴びるためにスパでトリートメントを受けました。 私を担当してくれたお姉さんは日本語を勉強中。細くて小さいのにとっても気持ちの良いマッサージをしてくれました。 チェックアウトではホテルが新しすぎてアメックスが利用できず、近くの姉妹ホテルで支払う事に…しかもちょうどスコールが降ってきて面倒だったけど、送ってくれたからまあいいか。 |
||
![]() ラベンダーの蚊取り線香 |
空港へ着いたところにIssyちゃんから電話が…「先生、JALのラウンジは上の方を利用して下さいね。」なんて親切なんでしょう!! しかし今回の私達は留学生らしくエコノミークラスだったのです。Issyちゃんって本当に心配りの素晴らしい人。 エスパンの事を心から尊敬しているのが伝わってくるんです。私達のレッスン中もず~っとデザインの方の仕事をしながら音楽をかけてくれたり、ビデオを撮影してくれたりしてくれました。 |
|
| それに、明先生が蚊に刺されてバリバリ掻いてると、インドネシア産の蚊取り線香とかゆみ止めや下痢止めなどの万能薬を買ってきてくれました。 それも「天然ハーブでできてるんですよ♪」なんて言いながら。 |
![]() 万能薬らしい |
|
![]() ISSYちゃん(石川さん)エスパンありがとう。 |
Issyちゃん、ありがとうございました。 ブラックプールのエスパンショップでお会いしましょう!とお別れをしてきました。 |
|
| バリの空港って、マジひどい。何も無い。ろくな土産物も無い。思わず日本食レストランの福太郎ってなお店でカレーライスを食べちゃいました。 面白いと思ったのは、ロシア語のメニューがあった事。ロシア人観光客が多いのかな?モスクワにもヤキトリヤって名前の日本食レストランがあったし、日本食は人気なのかな? |
||
| 随分時間を潰して、搭乗ゲートへ。おや?いかにもヒヨワそうな眼鏡君…体温計を腋にはさんで熱さまシートをおでこに張ってるよ。彼、ヤバイよね。 日本で入国の時に黄色い紙どころか止められちゃうんじゃない?っていう私もお腹下ってたなぁ~。 真っ逆さまに下ったのは、スーパーで日本のおそうめんを買って現地の水で茹で、現地の水で洗って食べた時でした。 おつゆはミネラルウォーターで薄めたんだけど…あはは、お間抜けですね。でも、時間が無かったの。 |
![]() 熱を測る少年 |
|
![]() コンビニ |
あ、そうだ、バリの名誉のために書いておかなくちゃ。バリは田舎ですが、コンビニはたくさんありました! サークルKとミニマートだっけな?タクシーの運転手さんいわく、サークルKの方が安いんだそうです。 日本にもあるんだよと言ったら「マジで?」とめっちゃビックリしてました。 |
|
| それから道端には怪しげなお店もございます。ウォッカAbsolutのビンに黄色い液体を入れて並べる街角のタバコ屋さん。 町にはスクーターが溢れてたから、「ありゃ絶対ガソリンだ!」と読んでいました。 Issyちゃんにたずねると、私の推察通り、違法なガソリンでした。エンジンがイッパツでダメになるらしいです。が、安いのでお金の無い若者は買っちゃうみたい。 さようならはインドネシア語でスラマッティンガルかな?でもバリは言葉が違うらしい。複雑ぅ…まるで日本で言う沖縄ね。 それにしても、この国の方々は皆さん両手を合わせて、合掌しながらご挨拶をして下さる。 時々、日本で白人さんが合掌しながらお礼を言う光景を見るけど、きっと彼らはバリでバケーションを楽しんだ事があるんだろうな。(終わり) |
![]() 怪しげなお店 |
|
![]() ウテ・レンパー |
今回エスパンに振付けを依頼したルンバ「Oblivion」は、「忘却」と日本では訳されます。この曲はもともとアストル・ピアソラがイタリア映画のために作曲したミロンガ。とても重苦しく、時に激しく、そして静かに消えるように物哀しく終わる…人の持つ複雑な感情を描写しているように聞こえる曲です。 私達はルンバのショーに男性ボーカルを使ったのは過去に2~3曲で、圧倒的に女性ボーカルが多いのです。別に男性ボーカルが嫌いなわけではなく、自分達の踊りのタイプや、身体の大きさなどで女性ボーカルの方がしっくりくるみたい。そういえば今思い出したけど、エスパンの選曲で踊った作品の数々は全て女性ボーカルでした!特に引退をしてからは、発声に特色のある女性ボーカルを使うことが多く、私達はドゥルス・ポンテスがお気に入りですが、今回のOblivionはウテ・レンパーという歌手が歌っているバージョンです。 2人が離れて踊り出すほとんどの場合、エスパンは明先生の振付けから入ります。その後に私をフィットさせることが多いのですが、2人が組んで踊るところから私を使って振付けます。これエスパンの振付けの1つ目のポイントね。 振付けは、全てを文字で表せるといっても過言ではありません。奇をてらいすぎない程度にベーシックに少しひねりを加え、男女の調和をうま~く取ってあります。ここ、2つ目のポイントです。 そして、コンペでは禁止になっているリフトを盛り込むことで、「踊ってなんぼ」とギャラを頂戴できるようなプロらしいルンバのショーができ上がります。このリフトが3つ目のポイントです。 |
|
| ポイント1・・・ 私はよく、振付家に放し飼い状態にされてしまいます。今回もエスパンは、明先生には懇切丁寧に細かいディテールを身体のあちこちに『触りながら』振付けをし、指導をしていました。 私から見たら、ただ身体を使って頭をグル~っと回すだけのステップなんだけど…?『触りながら』は別にして、この『放置』はエスパンに限ったことではないのです。 だから私は自分の部分を自分で作らなきゃならないことが多く、なんだかワンパターンになりそうで怖い…で、今回は放置されかけた時、私の部分の振付けはあまり重要じゃないのかもしれないけど、たまには聞いてみようと思いたちました。 「エスパン、ココの部分の私の振りは?」と聞くと、「あなたは、雰囲気つかんで表現することに長けてるから、任せるわ」なんだか褒められたような、だまされたようなご返答を賜り「チェッ…たまには私も振付けて欲しいよ…」と寂しい気分になりました。 すぐに「私って認められてるんだぁ!」と開き直りましたけどね。 |
![]() Nocturne For The Bruce |
|
![]() La Luz Prodigiosa |
ポイント2・・・ 上げた右足を後方へロンデし、次いで男性のスリーアレマーナの4~6歩を前進で終え、 右足を軸にした左回転をラテンクロスポジションのまま1回転して、 左へ2分の1回転をしながらヒップツイスト、 右足後退から左足に体重を戻し、右足前進して… …と全て書き出すことができます。すっご~く時間はかかりますけどね。 ダンス愛好家の方々の中には、バリエーションはベーシックと別物と考えていらっしゃる方も多いのですが、それは大間違いです!! バリエーションとは、ベーシックフィガーを発展させたものを組み合わせてつなげたアマルガメーションです。 もちろん、他の種目や他のジャンルから借りてきて組み込むこともありますが、基本的にはその種目を象徴するようなリズムを表現するためのフィガーが、コンペであれば75%以上入っていなければいけません。 そうでないといったいそれが何の種目か分からなくなるので、評価の対象から外れてしまうからです。このことは私達がプロとして人に振付けをする場合、一番気をつけなくてはならないことです。 人目を引く、いわゆる派手な動きだけをつなぎ合わせはいけないし、それだけを練習したってベーシックがヒドイと判断されれば評価は下がるってことを、ダンサーも心に留めておかなくてはいけません。 |
|
| ポイント3・・・ エスパンは私が元バレリーナだということを踏まえて振付けをするので「それ、絶対にムリです!不可能なんです!」っていうリフトもやりたがります。もちろん私達も「振付家にNOと言わない主義」なので振りを付けている段階ではエスパン・明先生・私の3人ともが探りながらエスパンの頭の中で形になっているちょっと変わったリフトを試すので、明先生の背中から落ちちゃったこともあります。足をギューッと引っ張られすぎてヒザ付近をねんざしたこともあります。 確かに明先生は力持ちだし、私はサルが木登りするかのように高いところに上がっていくことが得意ではあります。今回のちょっと複雑に見えるリフトは、私とエスパンが踊るとヒグマがサケの尻尾を片手でつかんで仁王立ちしているように見えるらしく、明先生が「新巻鮭」と命名しました。その「新巻鮭」で身体をねじった状態から持ち上げられ、上がった後にさらに身体をねじって真っ直ぐにするリフトを振り付けている最中、右の背中の方で「ぽくっ」と音がしました。 この音で「あ、折れたな…」と分かりましたが、こんな時に弱音を吐くとドニー大先生には“Take aspirin!”と怒鳴られます。普通に日本語に訳せば「痛み止めを飲め」ですが、彼の場合「つべこべ言ってないで痛み止めでも飲んでさっさと踊れ(怒)!」と厳しいお言葉に変換されます。 そんな環境で育った私達は「Just do it!」「痛いところまで」「常にマックス」が合言葉。振付家に満足してもらえるように…と頑張っちゃった結果、くしゃみや咳をする時には患部を押さえながらするほどに痛くなってしまいました。(…続く) |
![]() そうこちゃんを軽々リフト |
|
![]() オーストラリアンボーイ |
さて、忙しいオフ日を過ごし、残りのレッスンは3日間。 そういえば、私、間違えていたんです。「ルンバから振付けを開始した」と書いてしまったのですが、正しくは「サンバから」でした。 もじもじまさみを読んだ明先生からご指摘を受けました(汗)失礼しましたm(_ _)m! 実はサンバの曲もリチャード・ポーター先生に振付けをして頂き、すでにデモンストレーションで踊っておりました。 …で間違っちゃった(^^;)ゝ レッスンは会場の都合で午後からしかできません。私達の前にレッスンを受けていたのはオーストラリアのアマチュアカップル。 オーストラリアとインドネシアは近いんですよね。男の子はバーンザフロアにも出演していたようですが、私はイギリスの競技会で見かけた覚えがありました。 太陽をいっぱい浴びて元気に成長し、エネルギーが余ってる…オーストラリアのダンサーに多いタイプ。 |
|
| ちょっと懐かしいダンサーですが、ジェイソン・ギルキソンやポール・グリーンを思い浮かべて下さい。 ポールはサンシャイン・ボーイと言って皆に愛されていました。ジェイソンはテンションが高く、女子中高生並みの激しさがあります。 コレは実話ですが、エネルギーがあまってコンペで暴れすぎちゃうから、コンペの日にジェットコースターで大騒ぎしてから出場したこともあるんだって(爆)! どちらも女性を人生のパートナーに選択するタイプの男性ではありません…ウフ…何を隠そう、ジェイソンは明先生とデートしたいって私に言ってきました。 |
![]() ジェイソン・ギルキソン |
|
![]() ポールグリーン |
おっと、話がそれました。 このオーストラリアのカップルはポールの弟子らしく、明るくてフレンドリーな性格、その性格通りの元気イッパイの動き。 でも、テクニックを知らないでラテンダンスの音楽に合わせてラテンダンスっぽいものを踊っているだけという印象。 彼らは、ポール・グリーンの主催するダンスキャンプでエスパンと出会い、自分達が世界的なステージで活躍するのにはきちんとしたラテンダンスの知識と技術が必要だ…と、定期的にレッスンを受けるようになったのだそうです。 |
|
| 2人で踊るダンスは「筋肉まかせ」ではダメ。運動としても表現の面でも2人の調和を取りながら踊れてこそ、パートナリングを大切にするボールルームダンス(社交ダンス)の醍醐味を自分自身で感じることができ、エンターテインメントとして人に魅せる目的を持つダンスに昇華させる事ができるのです。 競技会で活躍しようという志を持つダンサー達は全て、正しく無駄の無い基本運動としてのベーシックフィガーを知り、身につけていなければ、せっかくの振付けもボールルームダンスと呼ぶことはできません。 例えば、社交ダンスを習ったことがある方がShall We Dance!?をご覧になっての感想は「あの草刈民代さんのワルツってツンツンしていておかしいんじゃないか?」だったハズです。 私もボールルームダンスを学連で始めた時は草刈さんと同じ状態でした。私は子供の頃からクラシックバレエを本格的に習っていたので、ワルツといえばヴェニーズワルツ…しかもバレエのステップをヴェニーズワルツの音楽にのせて踊っているだけでした。つまり、そんな「ワルツ」を知らないバレリーナが、器用に振付けだけを覚えて踊ったって、ただの真似ごとにしかならないんです。要するにニセモノ、バッタもんです。 ボールルームダンスは、音楽にのせて身体を動かしながら2人以上の人数で楽しい時間を過ごすレクリエーション、人と競い合う競技会に挑戦するスポーツ、芸術的な側面を人に観せるエンターテインメントという3つの楽しみ方ができます。 いずれもダンスのパートナー、ジャッジや観客といった人々に自分がどんなダンスを踊りたいのか、踊っているのかを伝えなくてはなりません。その手段として大切なのが、流れている音楽を表現するテクニックです。 |
||
| 有り難いことに、このボールルームダンスにはテクニックブックというものが存在します。 でもこれを読んだだけでは踊れません。フィガー(ステップ)の名前を知っただけです。 運動を言葉で説明するのって大変な作業です。そして2人で踊るわけだから、お互いの存在と運動を伝える手段としていわゆるリードとフォローというものが必要になるのですが、それ自体をテクニックブックでは解説されてはいないのです。 他のポピュラーなスポーツなら科学的に分析していますが、「2人で」複雑な動きを「接触し合った状態で」続けるボールルームダンスに関しては、まだ本格的な研究がなされていないようです。 サンプルにするダンサーは一流と言われているエキスパートでなければ、正しい動きに近づけるための研究になりませんからね。2人で対峙して運動をするという点においては、格闘技が一番近いかな…意外だけど。 あ、スゴく硬い話になってしまいました。 要するに、このテクニックブックに載っていない本当の意味でのテクニックは、レッスンを受けなければ学ぶことができないと言いたかったのです。 |
![]() テクニックブック |
|
![]() 秘密のデザイン画 |
エスパンはこの技術を教えることができる数少ないエキスパート。 今回の留学中、休憩時間に他のカップルをエスパンが教えているのに聞き耳を立て、盗み見をしていると、あたかも自分がエスパン教授の公開講義を受けているかのような気になりました。 エスパンはどんなレベルの人にも、その子がなかなか理解できなくても根気良く色んなことに例えたり図を描いたりして説明をしてくれる先生です。 引退した身となった今では、ダンスの教え方の勉強にもなりました。 肝心の私達の振付けは…レッスン2日目でサンバは完成していました。 内容の70%以上が、もとのベーシックフィガーの名前が…例えば「あ、アレはボタ・フォゴのバリエーションだ!」と分かるようなサンバに仕上がりました。 ちなみにラテンダンスの競技会ではその種目以外のダンスを取り入れた部分は全体の25%以下が望ましいというのが、世界コーチ委員会での見解です。 今回のサンバのショーには途中、私の片足がヘリコプターの羽のようにグルグル回されるリフトが入っていて、まるで遊園地の乗り物に乗っているみたいです(@o@)。明先生ちっからっもち~♪ 雑談中にドレスのアイデアもサラサラとホワイトボードに描いてくれたので、すぐにオーダーできる状態です。わ~い\(^^)/ そしてレッスン3日目からルンバの振付けも開始。これまたリフトが多くて…。ちょっと長くなっちゃうからまた次の号で!!(…続く) |
|
![]() 小さな訪問者 |
さて、水曜日はエスパン先生のレッスンがお休みなので、私達ももちろんオフ。 まずは朝起きると部屋の片隅に何か黒いものが…? |
|
| カ…カエル~!!どこから部屋に入ってきたんだろう? 近づくとビョコビョコってベッドの下にもぐっちゃった。 「ひからびないでよぉ…」 カエルとかさぁ、助けたりすると王子様になりそうじゃない? 絶対に助けたい!と思いました。 |
![]() かえるちゃん |
|
| 朝食をとって、プールやリビングでくつろいだ後、両替とランチに出掛けることにしました。 | ||
![]() 溺れかけた! |
![]() リビングにもWIFI飛んでます。 |
|
| 歩いてスミニャックにある両替商へ。 青い丸の中に赤文字でBMCと書いてある両替商は政府公認で、安全だとIssyちゃんに教えて頂いたのです。 今回、あちこちと移動をする時に活躍したのはiPhone。 グーグルマップで探した地図を画面コピーして画像アルバムの中に入れておき、どこかへ出かける時には必ず住所で地図を調べて持ち歩きました。 タクシーに乗ってもドライバーにまず英語で行き先を告げてから、 「地図持ってるけど見てくれる?」と言ってそれを見せるアクションをして「私だって道わかるんだからね。ごまかすんじゃないわよ!」と威嚇する(?)のにも役立ったと思います。 |
![]() グーグルマップ |
|
![]() BMCで両替です。 |
外を歩き出して5分…「あ~、帽子持って来るんだったなぁ」と、ちょっと後悔。 10分…「あづいよ~!肩が火傷しちゃうよ~(泣)」と、キャミソールだけで外出したのをメッチャ後悔。 15分…「暑いだけじゃなくて、バイクで空気も悪いし…絶対ここには住めないっす」と、白旗を振る。 20分…暑いのをあきらめ、脇目もふらずに歩いてBMCに到着。 |
|
| 成田のC銀行のお姉さんが言ってた通り、確かに日本よりも随分レートが良かったです。 中は涼しくてベンチがあり「ゴクラク~」でも長居はできません。今日しかお休みが無いから、忙しい…レストランなどがたくさんある地域のクロボカンに行きたかったのです。 地図を見ると歩けない距離じゃないんだけど、いざ歩き出したら道は歩きづらいし案外距離はあるし…途中でくじけそうになりましたが、なんとかクロボカンらしき地域に到着ぅ。 約20分は歩いたかなぁ。でも行こうと思っていたお店が営業していな~い(泣)疲れていたので、いわゆる西洋料理店みたいなところに入りそうでしたが、ちょっとだけ先に進んでみると、Issyちゃんが教えてくれたレストランを発見!ガラス張りの外観が涼しげで清潔そうな「CHANDI」という名前のフージョン料理レストラン。 中は予想通りに涼しい!アジアらしい裏庭があり、インテリアはクールミニマリズム、正にアジアとヨーロッパを融合(フージョン)させたような印象のお店。 メニューを見るとウキウキ・ワクワクするような内容で、歩いてきた疲れが一気に吹き飛びました。先に食事をしていた熟年カップルのお料理を見ても美味しそう!奥様は自分で解説をしながらお食事のビデオを撮影していました。 私達は自他共に認める「美味しん坊バンザイ」…滞在実質3日目にしてすでにインドネシア料理に飽きていたから、メニューを見て目移りをしてしまいました。 |
||
| 注文した物の中でも珍しかったのは、スイカの冷たいスープ! スイカを球状にくりぬいた物も浮かんでいて目にも楽しかったし、美味しかったですよ~。 |
![]() スイカのスープ |
|
![]() スパでリラックス |
さて、ここでもゆっくりはしていられない…エステに行かなくちゃならないから。 ホテルにはスパがあり、顔やボディーのトリートメントを受けられるようになっていました。 バリにはそっこらじゅうにエステが溢れていますから、ホテルの宿泊客が他所へお金を落とさせないように頑張ってるホテルが多いのですね。 |
|
| 私達は東京でもバリニーズエステに行ったりしますが、本場のバリは信じがたいぐらいに値段が安い! 噂には聞いていましたが、食事もエステも何でも日本の約3分の1ぐらいのお値段でした。 カップル用のトリートメントルームに通され、私はフェイスとボディの90分コース、明先生はフェイスだけの60分コースを受け、うたた寝しながら極楽気分を味わいました。 この日はまだイベントがあったので、つるつるになったお肌にお化粧をして、今回のイッチョウラを着てタクシーを頼むと「どちらまでお出掛けですか?」って…マジ親切ぅ!チップはずんじゃうよっ。 夜はエスパン、Issyちゃんにお食事にご招待頂いてたんです。場所はお昼に行ったクロボカンにある「Salong Restaurant」というお店。 ホテルのフロントの子に「サロンてレストランに行きたいんだけど…」と言うと、驚いたように「予約はしてありますか?」と言うので「友人が予約してくれてるの」と言うと返すと、目を輝かせて羨ましそうに「とても人気があって、予約でいつもいっぱいなんですよ。」と教えてくれました。 そんなところに招待して下さるなんて…と嬉しくも恐縮しながら出掛けました。 到着した場所にはガードマンさんが立っている。暗~いジャングルのような草むらをかき分けて進むと(と、私は感じた)ヒミツのパーティー会場が現れる…って感じ。 内装はゴージャスなシャンデリアやソファーが並び、暗くてちょっとゴシックな雰囲気。エスパン達が到着するまで先にバーコーナーで何か飲むことにしました。中にいる客は白人さんだけ。 アジア人は店員さん達の他に私達2名だけっぽい。バーテンダーが作っているのはフレッシュなパイナップルのカクテルらしいのですが、ジューサーを使わず、シェイカーの中にカットしたパイナップルをいくつか入れ、足ツボを押す棒のようなもので上から砕いてギュウギュウと押しつぶしてからお酒を入れて振っていました。 こっちのフルーツの印象は「水分が少なく、あまり甘くない」だったので、「あんなやり方じゃあんまり美味しくないだろうな…」と思いました。 そうやって周囲を観察しているところにエスパンとIssyちゃん登場。挨拶を交わしてテーブルに移動。メニューを見るとインドネシア料理と周辺のアジア+インド料理…かな?お値段を見るなんて、ご馳走になる立場で失礼だと思いながらもチェックすると、東京の4分の3ぐらい?でも、量と値段のバリューを考えるとやっぱりとても安い!そして美味しかったです。 |
||
| 食事中にはダンスの話やファッションの話をしました。 エスパンはコンスタントに来日して日本のダンサーを教えたり競技会を見たりしているので、日本のダンス事情をよく知っています。 特に3月のスーパージャパンカップにも来ていたので、セグエ選手権と全日本選抜選手権での選手達の踊りと、それに対する結果に関しての印象を話してくれました。 そして彼は残念ながら日本のダンサーやコーチ、ジャッジの質の低さを嘆いていました。 世界のダンス事情も色々と変化しているので、それに関しても色々話しました。 |
![]() エスパンと明 |
|
![]() エスパンと雅美 |
でも「リッカルド・コッキとシャーリー・バラスが別れてシャーリーはドニーの家にいるらしい。」なんて噂話が印象に残っちゃうのは、世界で起きている問題が少人数で話していたって解決できる問題じゃないからなんですね。 でも今回、デザイナーとしての最近の仕事状況を伺えたことは本当に良かった! 私達は彼がバックパックひとつでローマにデザインの勉強に行った事も、アメリカではビジネスがうまくいかなかった事も知っているので、「年齢に関係なく、自分の夢や目標にむけて真剣に努力をし、信念を持って続ければ必ず道は開かれるんだなぁ。」と、エスパンに対する尊敬の念がますます膨らみました。(…続く) |
|
| 私達は、新しい作品を誰かに振付けてもらうことで、引退してからもずっと新しい技術を学び、流行のステップやその踊り方を分析し、普遍的に大切なことを再確認したりしています。 海外の競技会でアマチュアの部を観察していると流行の傾向は分かりますが、彼らを指導しているコーチと直接関わることでさらに理解が深まります。おかげでプロアマ問わず、教えている生徒全てに「現在」のラテンダンスを教えることができます。 |
||
![]() 香港ファッションウィークでのエスパン |
今回の留学目的は、エスパンに3つのショーを振付けてもらう。 エスパンは2週間前にお父様を亡くされ、母国ノルウェーでの葬儀を済ませて帰国したばかりでした。 その上ダンスウェアだけでなく、ファッションブランドの仕事も香港ファッションウィークに出展したりイタリアやスペインのファッションブランドからのオファーを受けたりと忙しく、 「最近この手の仕事(ショーの振付け)をあまりしてないから、どれぐらい私の想像力が働くか…でもやってみましょう。」 とレッスンが始まりました。 |
|
| まずはルンバから。リチャード・ポーター先生に振付けてもらって檜山組の引退パーティーで踊ったUte Lemperの「Oblivion」。これはもともとエスパンに依頼をしてスケジュールが合わずに流れてしまった計画だったので、あらためて同じ音楽で依頼をしました。 コーチによって振付けの仕方は様々で、それ自体とても興味深いことです。初めての先生だったりすると戸惑うこともありますが、振付けや音楽表現のパターン、そしてその振付家特有のダンス用語を覚えてしまえば怖い物はありません。私達はいつも、振付家の創造力を刺激するよう、絶対に「できないと言わない」「すぐにカタチにする」をモットーとして挑みます。 エスパン作品は、振付けの1歩1歩が、教科書に載っている「ベーシックフィガーのバリエーション」と説明できるほど、ベーシックの理解を必要とします。そして位置関係が複雑に変化することが多いので、男性と女性のコネクションテクニックを駆使しなくてはなりません。それがガッチリ組み合わさった時、エスパンが望む音楽や動き、シルエットを2人の身体で表現できるという仕組みです。 ご存知の方も多いでしょうが、エスパンは元世界プロラテンチャンピオン。ドニー&ゲイナーも習っていた事があり、ラテンダンスの神様、故ウォルター・レアード氏を師と仰ぐ、世界のベストティーチャーです。 彼はもともとファッションセンスが良く、アマチュア時代から自分でデザインをした斬新な衣裳を着用していたのだそうです。ノルウェーで教えていた頃は、レッスン中にサラサラとデザイン画を描いてくれた…と聞きました。まだエスパンに習ったことがなかった頃、先輩を通してデザインをしてもらって作ったドレスがありました。ロジャースカップという競技会のライジングスター選手権で優勝した時のドレスです。白と黒にゴールドを配し、とてもエキゾチックでした。 「エスパンブランド」は世界中のダンサーの憧れ。最新デザインのドレスを着て、最新の振り付けを踊るトップダンサーの先輩方に憧れ、私達も自分達もいつかは絶対にエスパンに習いたい!と思っていました。 そういえば私にはエスパンとの縁がアマチュア時代にできていたようです。名古屋のある先生からパートナーに…とお誘いを受けた時、「ノルウェーのエスパン・サルバーグのところへ海外留学もしてもらいます。」と言われていたのです。その先生は当時、中部地区ではずばぬけて素敵な衣裳を着ていたのですが、それがエスパンのデザインだとは知る由もなく…。 結局その先生とは組むことなく、明先生と踊ることになったのです。それによって、エスパンにレッスンを受けていた佐藤明彦先生にレッスンを受けることになるなんて…人の縁とは不思議です。 |
||
| その後、色んな事情で自分達では予想外ともいえるドニー&ゲイナーに習うことになるのですが、ある程度の基礎を固めてもらってチャンピオンになって…そんな時にエスパンが演出と振付けを手掛けるショータイムでソロを踊らせて頂くチャンスがやってきました。 ドニーとは全く違う感性と言語表現で責め立てられながら(…と感じていました)振りを付けてもらった時には頭も身体も戸惑ってしまってなかなか覚えられず、とっても苦労をしたのを今でも忘れられません。 ところが、その作品を踊った後に、私達のことを悪くしか評価したことがなかった日本人の先生に「とても良かった」と褒められ、「ん?こういうのも踊れるようになった?」と自分達の成長を自覚することができました。 そして、自分達のダンスを深めるためには彼が必要だと直感的に思ったのです。 |
![]() 引退パーティーでドニーエスパンと |
|
| 当時エスパンはローマに住んでいたので、最初にロンドンでドニーのレッスンを受けて、次の週はエスパンのレッスンを受け、またロンドンに戻ってドニーのレッスンと競技会…というスケジュールで数年間留学を続けました。 ドニーとエスパンは師弟関係にあったとはいえ、ドニーは私達がエスパンに傾倒することを嫌いました。「お前達の出来が悪い部分は全てエスパンのせいだ」…って感じのことを言うようになってきたので、「私達だって成長したくて新しい振付けに挑戦して頑張ってるのに、そんな言い方ないじゃん!」と泣きながら訴えたこともありました。その時のドニーのセリフは忘れもしない…「お前達のことはオレが一番良く知ってるんだぞ。」でした。ま、確かにそうなんですけどね。エスパンにもドニーとのやり取りを報告して、相談をしながら自分達のダンスを磨く努力をしました。 エスパンは「オトナ」なので、私達がドニーと切っても切れない関係だということを理解しつつ、今でも私達にレッスンをし続けてくれています。 |
||
![]() Ballad For Buenos Aires |
特にセグエ「Ballad For Buenos Aires」は私達の転機とも言える作品となりました。 次の年は秋に引退を決めていたのにもかかわらず「あなた達にスーパージャパンカップで踊って欲しい曲があるんだけど…」と言われ、せっかく大好きな振付家に作品を作ってもらえるチャンスを逃すのはもったいない…と引退を延期してセグエ選手権だけに出場した作品が「Nocturne For The Blues」でした。 |
|
| 引退後も、武道館での引退デモンストレーションのために「My One True Friend」を台湾で振付けてもらったり、ローマでレッスンを受けたり… 自分たちの引退パーティーで私がトゥシューズを履いて踊ったラベルの「Borelo」は異色の作品でした。 一番最近の作品は柳橋組の引退パーティーで踊るために振付けてもらった「La Luz Prodigiosa」です。 …そしてバリ島留学レッスン初日…久々の教授(エスパン)の振付け、英語でのレッスン…頭も身体もす~っごく疲れました。クタでクッタクタになったぁ(**)(…続く) |
![]() La Luz Prodigiosa |
|
![]() クタでクッタクタ |
疲れたぁ |
|
![]() 朝食のサービスを待つ明 |
前日寝たのが日本時間の2時半ぐらいだったけど、カーテンを開けたままだったので朝は結構早く起きてしまいました。 来る前の天気予報では毎日「雨!雨!雨!」 ガイドブックにも「雨季」と書いてあったので、「晴れててラッキー!」南国に来て雨なんて寂しいですからね。 明先生はすでに上半身ハダカでくつろいでいました。 |
|
| お夕飯を食べずに寝たので、お腹が空いていた私達は早速ルームサービスをお願いしました。 朝食は各ヴィラで頂く完全プライベートスタイル。 注文をすると、2人がかりでテーブルセッティングをしてくれます。 いわゆるアメリカンブレックファーストですが、シャーベット状のフルーツジュース、フルーツ、ハムやソーセージ、玉子料理、パン、シリアル、ヨーグルト…と、種類が豊富で、珍しいものではインドネシア料理のナシゴレンやミーゴレン、バナナのフリッターもありました。 東京では朝食を食べない私達も、解放的なダイニングで朝食をとったおかげで、健康的に留学1日目をスタートできました。 |
![]() 開放的なダイニング |
|
![]() プールにザブーン |
エスパンのレッスンは4時過ぎの予定だったので、時間がたっぷり。 私は身支度してインターネット、明先生はプールにサブ~ン! でも、本格的にのんびりする気分にはなれず、 水や食料を少し調達しながら昼食に行こうということになりました。 |
|
| ヴィラの鍵を掛け、「お掃除してね」のサインを出して出かけます。 ロビーに行くと、 「どちらまでお出かけですか?」とスタッフが聞いてきたので 「スミニャックまで食事に行きたいんだけど…」と言うと、 「車でお送りします。」だって。 なんて親切なんだ!と感激。 |
![]() お掃除してね |
|
![]() ナシゴレンとラーメン |
「インドネシア料理を食べたい。」と告げると、「地元の人にも人気のお店です。」と工事中でお店の名前も外観も分からないレストランの裏手(駐車場)へ連れて行かれて「大丈夫か?」と不安になりました。 お店の人に案内されて入ると、中庭側には壁が無いオープンエアのレトロな雰囲気のレストラン。 天井には扇風機がたっくさんついている…確かに蒸し暑いよ。 明先生はナシゴレン、私はラーメンを注文。不味くないけど、どうってことない…何の感動もしない料理でした。 ラーメンは完全にインスタントだな…「サッポロ○○だ」と「自称」神の舌を持つ明先生は分析。 そのレストランの壁にはアルゼンチンタンゴパーティーらしき写真がたくさん飾られていて、「おや?こんな暑いところでくっついてダンスを踊ろうなんて人達がいるのかい?」と驚きました。 |
|
| この時「ところで、いったい今は何時なんだろ?」と疑問が…。「時間を忘れてリラックスした時の流れをお楽しみ下さい」と言わんばかりにヴィラ内には時計が無く、自分達の時計も日本時間のままにしていた私達…「確か時差は1時間だったよなぁ?」と曖昧な時間を過ごしていましたが、レッスンがあるので正確な時間を知りたくなりました。 しかしレストランの時計も止まっている様子。従業員に聞くと、つたない英語で教えてくれるから、ますます分かんなくなっちゃった。時計を見せてくれたらよかったのに。 まだ時間があるようだったので、ホテルへの帰り道にある「Bali Deli」というスーパーマーケットでお買い物。ここはガイドブックにも載っているインターナショナルマーケットで、輸入食品や生活用品が手に入ります。もちろん日本の食品も売っています。地元の物は野菜や果物、ジュースや乳製品かなぁ?お魚屋さんお肉屋さんも入ってるし、パンやケーキ、サラダや惣菜まであるので、買ってそこで食べることもできます。私達はお水とジュース、ミルクとビールを購入。 そこからホテルまでは歩いて5分。でも、大きな道路を横断しなくてはなりません。この道路に限らず、バリってスクーターが多いんですね…驚きました。以前、コンペで台湾の桃園という所に行った時にもスクーターの数に驚きましたが、ここもスゴイです!砂ぼこりと排気ガスで鼻毛が伸びそうだ!とキケンを感じました(^㎜^)。 バイクにはねられることなく無事ホテルに帰還すると、しばらくして「エスパンの仕事の都合で開始時間を1時間遅らせて欲しい。」とエスパンの彼「Issyちゃん」こと石川さんから電話が入りました。早くから行動していた私達はちょっと眠くなっちゃったので、仮眠を取ることにしました。もちろん、しっかり時間を調べてから目覚ましをかけてね!…と、時計のないお部屋でどう調べるかって?テレビをつければ、どこかに出てるよね☆とチャンネルを変えながら「インドネシア」のテレビ局で時間をチェック!OK!Zzz これがOKじゃなかった(;д;) |
||
| ホテルでタクシーを呼んでもらい、クタという場所にあるホテルへ出発。 Issyちゃんが「時々とても混むので、少し時間の余裕を見ていらして下さい。」とアドバイスをくれていましたから、1時間前には出発していました。 が、なぜかIssyちゃんから電話が…「先生、今どちらにいらっしゃいますか?クタという場所に向かってますか?」なぜこんな電話がかかってきたのだろう?と考えなくてもピンときました…私達のレッスンが始まっているはずの時間になっていたから電話をくれたのです。 そしてタクシーの時計を見ると…あうぅぅぅ…1時間違ってたあぁぁぁ…! 第1日目から大変な失敗です。聞くと、インドネシアの時間とバリの時間は1時間の時差があると言うじゃないですか。 そう、私達はお昼寝前から、インドネシアの時間で行動していたのです。 「ごめんなさ~い(汗)」と平謝りで部屋に入っていくと、すでに到着していた台湾のカップルからレッスンを始めてくれていたので、その日のレッスンをきちんと受けられることになりました。(…続く) |
![]() タクシーでクタへ |
|
| 2010年3月28日(日)インドネシア・バリ島に初上陸しました。 エスパン・サルバーグ教授のレッスンを受けるためです。 正直言って、私達はインドネシアやフィリピンなど、「邦人誘拐される!」とか「日本人観光客殺害される!」なんてニュースが聞こえてくるような国は「恐ろしいから一生行かなくてイイ国々」として分類していました。 海外旅行は英国だけで十分ですし、もしもアジア旅行にでかけるなら、訪れたことがあるシンガポールや香港で十分だと考えていました。 「どうせ遊びになんて行く時間もお金も無いから…」と興味を持たないようにもしてたかな。恥かしい話ですが、バリ島の場所どころか、インドネシアの島々の一つだということすら知らなかったのです。 レッスンを受けに行くと決まったのは1月半ば、それからUK、ドニーのレッスン、そしてスーパージャパンカップ、フェニックスダンサーズのパーティがあったり…となんだか忙しくて、現地の情報を収集する時間がありませんでした。 エアチケットだけは留学が決まった時に予約してあったのですが、バリ島っていわゆるホテルという形のホテルじゃなくてヴィラというプライベートで贅沢感たっぷりのホテルがあると聞いていたので、実際どんなものが良いのか分からずとても迷った(**)。 |
||
![]() ガイドブック |
トラベルガイドブックを買い、旅行代理店のチラシをかき集め、エスパンに相談をし…結局はレッスンに通いやすく、買い物や食事に便利で安全な地域のスミニャックという地域にある新しいヴィラを予約しました。 私はインターネットでホテルを予約することが多いんです。 面倒だけど、必ず利用した人達のレビューや評価を読んで参考にします。数日間パソコンと夜中にニラメッコするのでめっちゃ目が疲れます。 が、ハズレは今のところナシです!(^^)v バリ島への直行便はJALかガルーダインドネシア航空しか就航していないんですね。なので、今回はJALを利用しました。 |
|
| 成田空港でインドネシアのルピアに両替しよう!と、3万円を握りしめてC銀行の窓口に行くと「これだけ全部ルピアに取り替えても良いのですが、もしも残ってしまった場合、日本円に両替しようとすると半額以下になってしまうんですよ…。 現地の方が両替レートが良かったりすることもあるようですよ…。」って、親切なんだか商売っ気が無いんだか…。 こっちも弱気になっちゃって、3万円から1万円に減らして両替しました。しめて750,000ルピア。でも「ななじゅうごまん」ってすごい金額!急に大金持ちになった気分。イタリアがユーロじゃなくてリラだった頃を思い出しました。成田第2ターミナルから夕方に海外へ出発するなんて滅多にないことなので、ちょっと遅めのランチを食べて、出国ゲートへ。実は何時間掛かるのか?そして時差は何時間なのかも調べていなかった私達…。搭乗ゲートの掲示板を見て「え?15時間も掛かるの?」と大きな勘違いをして大騒ぎ。本当は7時間だと知り、ホッ。 掲示板には確かに15時間という文字は出てたんだよなぁ…なんだったんだろ? 機内で私は映画を3本、機内食1回しっかり頂きましたが、明先生はグッスリ。エアチケット代は同じだから私の方が得したのかな? ロンドンに行く半分の時間だから、あっと言う間ではありますが、変な寝方をしてしまい、出かける前から痛かった首がますます痛くなりました。 せっかくエアピローを買ったんだけど、効果無しでした。 バリ到着は夜10時45分。飛行機を降りた途端「うわ~暑い!」 「普通、南の国と言っても、空港は寒いぐらいに冷房が効いてますよね?ところが、バリは降りたらとにかく暑いんですよ。」とバリ旅行のリピーターから聞いていた通りでした。 |
||
| バリに到着したところでビザの申請に1人25ドルずつ要るんですよ。 と勉くんから情報を得ていたので、私達はバッチリ米ドルで50ドル支って通過。 その後にパスポートコントロールがあるのですが、鼻歌を歌いながらバンバンとスタンプを押す係官と、やたら仕事がノロい係官…どっちもどっち。 この島の入口の管理官がこんなにゆる~い感じってことは、この島全体がそんなテンションってことだな…と、イラッとしました。 バカンスで来たのなら気にしなかったかもしれませんが、久々の「留学」ということで自分の気持ちがカチッとしていたからでしょう。 |
![]() ビザ25ドル |
|
![]() 両替商 |
でも、横にいた子供は「あぁ~もぉ~まだぁ~?」とお母さんにグダグダ言っていたから、イラッとしたのは私だけではなかったようです。 だってこの時点ですでに夜の11時半ですよ! 勉くんはエスパン教授が主催するダンスキャンプに参加していたので、色んな情報を与えてくれました。 その中に「空港からホテルまでタクシーを使う時は、先にチケットを買うんですよ。じゃないと、白タクにつかまっちゃうかもしれませんから。って言っても、ぼられたって大した金額じゃないんですけどね(笑)」というのがあったので、荷物を取って、「よっしゃタクシーブース見つけっぞ!」とロビーに出る前にビックリ!両替商が軒を連ねていて、「こっちこっち!両替だよ両替!」とブースの中から手を出しておいでおいでと手招きしてるんです。スゴイ商魂。 |
|
| ロビーに出ると…っていうか、すでに外じゃん…あづ~(-д-;) おっ!どうやらホテルから迎えが来てるよ!ホテルの制服を着た若い男の子が2人「Mr. AKIRA HOJO」と書かれたボードを持っていたのです。夜中だっていうのにものすごいスマイルで迎えてくれました。彼らの白い歯に負けて「どうしてメールに返信してくれなかったのよ~(`з´)」なんて文句を言うことはできませんでした。ホテルのバンに荷物を積んで、走ること20分。ず~っと田畑を両サイドに見ながら到着したホテルの周辺にも何もない、いわゆる田舎。コンビニは見当たらない…コンビニ依存症の都会人にとってはとても不安でした。 チェックインしてすごくたくさん鍵がついたルームキーを受け取り、ボーイさん達にヴィラまで案内してもらいました。暗くてよく分からないけど、舗装された道沿って同じ形の平屋が並び、なんだか住宅展示場みたい…。 ヴィラについてゴッツイ錠をはずし、敷地内(?)に入ると写真で見た通り左側に専用のプール、壁のないリビングダイニング、テーブルにはフルーツの盛り合わせと南国のフラワーアレンジメントが置いてあります。 その向こうにはガラス張りのベッドルームとバスルームがありました。「わお!素敵(^^)!」でも、壁が無いと、虫は来るし雨は入るし…困らないのかな?という心配は自分の家じゃないからまぁ、いいか…。 |
||
| おっ、ヤモリ君だ。 蚊を食べてくれたりするんだよね。丸っこい指をぴゃ~っと広げた手が可愛いです。 |
![]() ヤモリ |
|
![]() ウェルカムドリンク |
外にもシャワーがあってそこから屋内のシャワールームに入れたりするから、なるほど鍵がたくさん必要なワケだ…なんて色々なことを言いながらヴィラ内を探索していると、ボーイさんが冷蔵庫に準備してあったウェルカムドリンクとオシボリを出してくれました。 半凍りの甘いライムジュース…うんま~(@^^@)と飲んだ後に「氷もバリ島の水で作ってますから気をつけて下さい。」と言われていたのをスッカリ忘れていました。 |
|
![]() お殿様と |
レッスン2日目、朝から殿様(ドニー)はご機嫌斜め。 あ、日本ではセクシーな雰囲気をムーディーと言いますが、英語ではご機嫌が悪いのを表すのに使う言葉です。気をつけましょう。 そう、なぜ殿様がムーディだったかというと、前日の夜にハイディにくっついてスイングのグループに出かけたら、結構踊らされたということと、 「満員電車に乗るのがイヤだったから、1時間早く出て、マクドナルドで時間を潰していた」からみたいです。 言ってくれれば車を使ってもらったのに…。 次回からは車でお迎えしますよ、お殿様。 |
|
| この日の4階フロアは、朝からセルゲイ、ドーリン、最後にリッカルドがドニーのレッスンを受けに来たので、外国人のニオイでプンプンしてました(*◇*)外国人のニオイっていうのは、猛烈ですね。 ナニって、香水の付け方が半端じゃないんです。「ぶっかけ」です。そして汗の量も半端じゃありません。松崎くんや鈴木くんが言うには「セルゲイの汗は鏡に飛ぶとなかなか拭き取れないんですよぅ。」だって。 セルゲイ達はUKの後にドニーのレッスンを受け、「メリア!お前のせいでセルゲイの努力が台無しだ!」的なことを言われ、泣きながらレッスンを受けていたようです。そして今回はジャイブを徹底的に受けていました。 ドーリンはドニーにサンバをハイディにジャイブを受けていました。 エキストラで入れてもらったリッカルドは、色々話し合っている流れで「良かったらルンバをやらないか?」とドニーから提案をしていました。 これはドニーが彼らをとても気に掛けているということの現れです。ユリアは緊張のあまりバランスを崩したりして、上手く踊れていませんでした。 でも、ドニーは珍しく優しく「お前はまるで活動を休止している火山だ!ちゃんとチカラをつけたら素晴らしくなる!」と褒めたけど…レッスン内容は案の定、ベーシックで最も難しくて重要な「オープンヒップツイスト」の男性チェックドフォワードウォーク、女性バックワードウォークだけで2レッスンが終わっていたようです。 ユリアは自分自身ではもんのすごい動けるけど、男性がパートナーに求めるものを知らないんですね。特にリッカルドにはもともとエスパン教授に習っていた頃に習得したリード技術やラテンダンスの基礎知識があるので、それを使って踊ったら素晴らしいラテンダンスのチャンピオンカップルになるということが、ドニー大先生には容易に想像できるわけです。私達も彼らがカップルを組むと聞いた時には「わ~楽しみ~」と思いましたが、その後リッカルドが過去の自分を捨ててしまったのが残念だ…とず~~っと思っているんです。 ドニー大先生は自分が女性役、ユリアに男性役をやらせて、「男性はこういう感じを求めているんだぞ。」と大汗をかきながら一所懸命に教えていました。深い…本当にベーシックって大事です。 そういう私達も、この日はファンポジションになる部分だけで終わってしまいました。本当は他にも聞きたいことがあったのですが、男性の身体の使い方では難しい部分なので、徹底的にやりました。 明先生は「ドニーがオレの胸の部分を触れっ!ていうんだけど、ゼイ肉でよくわかんなくて困った…。」と後でぼやいていたのが可笑しかったです。 |
||
| レッスンが終わるとドニーとハイディは「ジムに行く」とホテルへ向かい、ユリアはタカダンスさんが来て採寸をしていました。 その間3階のフロアでは練習をしていたセルゲイ達もブレイクを入れ、セルゲイ・メリア・明・リッカルドでダンスの話をしていました。セルゲイがはいていたダンスパンツはアルゼンチンで買ったパンツでなんと29ドルだって。安っ! そう言えば、リッカルドはドニーに「お前らのドレスいつもおそろいでギラギラしてて…なんじゃありゃ?あんなん必要ないだろぅ!」と言われていましたねぇ。 メリアは日本のダンスドレスは値段が高いっていうのに驚いたと言っていましたが、だってクオリティが高いんだもん。外国のドレスって、何度か作ったりゲイナーから買ったりしていましたが、自分自身にちゃんとボディが無いと着こなせない作りなんだよね…そんな印象です。 |
![]() 国際ダンス談義中 |
|
![]() 天一でお食事 |
その日のお夕飯はレッスンとの引き換え条件として合意した銀座の「天一」で天ぷらでした。 銀座で待ち合わせをしてお店に行くと、名古屋で学生時代にお世話になっていた加藤先生が、スタンダードチャンピオンのアルナスくんとお食事中でした。小部屋がいくつかあるのに、偶然ですよね。 ドニーが天一を気に入っているのは目の前で自分だけのために揚げてくれるパフォーマンスと、カレー粉がお塩と一緒に用意されていることみたい。ドニーは日本のカレーも大好きなんですよ。 来日2回目のハイディは、まだまだ知らない食べ物がいっぱい。ドニーが今回キャンティと天一を指定してきたのは、自分が行ったことがある所なら味も食べ方も解説できるからなんでしょうね。 天一でも「この器にカレー粉とお塩を入れて天ぷらをつけて食べるんだよ。」と教えていました。普通に天つゆもご用意してありますが(‐‐)と、お店の人は言いたかったに違いない。 ハイディはカレー塩を食べ過ぎて、次の日は喉が渇いて仕方が無かったと日曜日に話していました。 それにしても、天一…値段は相変わらずとても高いのに、味がすご~く落ちましたよ(¬з¬)2度と行かないな。 |
|
| ドニーが来日した目的は、「アジアンオープンでジャッジをするため」でした。 そしてセルゲイやリッカルドも同じく、アジアンオープンに出場するためでした。 ドーリンはUKのときと同じ問題があり、アマチュアの競技がなくなってしまったので一旦香港に戻り、九州大会だけに出場すると言っていました。 |
![]() ドニーと明 |
|
| 私達は5万5千円もする席を購入したので、かぶりつきで観戦&応援できました。チャンピオン候補のマリトースキーは、彼だけが会場に来て「ジョアンナはオランダで手術を受けている」とスピーチをして欠場しました…多分ウソっぱちだけどね。 リッカルドは来日してレッスンもしていたし、前日にドニーのレッスンを受けてしまったせいかユリアが硬くなっていたように見えました。UKの時にはジョアンナとユリアの争いを「サイボーグ対決」と書きましたが、ジョアンナがいないと意外や意外…ユリアがダンドツってわけじゃなくて、女子はそれぞれ個性があるように見え、実際の対決は男子に移るんだと感じました。 リッカルドは振付けのせいで幼稚っぽいところもありますが、「ウ~ン…ウマイッ!」とうならせるパートを取り戻しつつあるのかな?という印象でした。 |
||
![]() アジアンオープン決勝 |
フランコは、と~っても才能溢れるダンサーなのですが、リズミックな部分を少し削ってスムーズな表現の方に重きを置いているように見えました。そして、残念なことにパートナーと踊っている感が減ってしまいました。オクサナに余裕と自信が出て自己表現をしだしたせいで、彼への集中力が以前より減ったのかな?だから彼も彼女をほったらかしにできて、ある意味開放されて嬉しいのかも? セルゲイは、後ろ足を残しすぎて前に進まないからちょっと重く見えましたねぇ。メリアはUKより断然良かった! スラビックは…う~ん…アナの重さが増したように見える踊り方だったなぁ。スラちゃん…ガンバです。 次にみんなに会うのはブラックプールかな。どれだけ成長しているか楽しみです。 |
|
![]() 崖の上のドニー |
何度も来日している外国人は、東京では電車を乗りこなして移動をします。 車での移動は時間が読みづらいのが分かっているからです。 ドニーとハイディも宿泊先の品川からジェイアール・ヤマノテ・ラインで「オカチマンチン」まで自分達で来てくれました。 以前はお迎えに上がっていましたが、2人っきりのほうが電車でもラブラブできていいかな?と思って自由にしてもらいました。 ドニー大先生のレッスンはスパルタです。並大抵のスパルタではありません。我が子を崖から突き落として、這い上がってきた者だけを子として認めるライオンの親のようだ…と以前にも書いた通りです。 |
|
| 彼は現役を引退してから数年、以前よりもレッスンを増やして月火水はレッスンの日と決めていましたが、3日連続してレッスンをする姿を見ることはほとんどありませんでした。 「オトナなんだから、ちゃんと働けよぉ!」と陰で文句を言ったりもしていましたが、その反面、彼がキャンセルせざるを得なくなってしまうこともちゃんと理解していました。彼は「怠け者」だからキャンセルするのではなく、彼が1組のレッスンごとに費やすエネルギーといったら半端じゃない量だから、本当に疲れてしまうのです。 1日目のレッスンで新しいチャチャチャを見てもらうと、いきなり「ガッカリだよ(´へ`)」というコメントを頂戴しました。あはぁ(*θ*)彼は引退しているダンサーにだって、容赦はしません。 「お前は以前、ココはこうやって身体を使ってたじゃないか!」と言われ、指導を受けてちょっと良くなってくると「もう4年ぐらいお前がこうやって踊るのを見てなかったぞ!」と過去と比較されてしまいました。コレって結構ツライ。「私達、引退してるんだからちょっとぐらい大目に見てよ…。」と言いたくなります。 が、しか〜しっ!自分達のダンスを上達させようとして受けるのならば、現役だろうが引退していようが関係ないっ!という信念のもと、絞って頂きました。はい、もちろん、途中でバシバシとアチコチを叩かれ、骨折が治っていない肋骨をギュウギュウとねじられ…痛かったです(泣)。 痛かったし悔しかったので忘れません!人間の脳は、感情をともなった事柄を忘れにくく思い出しやすいんだそうです。 三井くんと勉くんもビビリながらレッスンを受けましたが、あっという間の40分の興奮をしばらく忘れないで欲しいと思います。 |
||
| 今回も、「ハイディも一緒に行くから、できたらレッスンをアレンジしてやってくれないか?」とドニーから言われていたので、みんなにお知らせしました。私達がジャイブを好きになったのはドニーの友人で、ハイディのおじさんでもある"The
King of Swing"のバディー・シュイマーにレッスンを受けてからなんです。 ウェストコーストスウィング(WCS)はジャイブのルーツの1つ。現役選手でジャイブにWCSのステップが入っていない人なんていないと言ってもいいぐらい!でも、そうとは知らずに「ジャイブのバリエーションステップ」としか認識していないダンサーやコーチが多いんじゃないかな? ハイディはWCSのチャンピオンだっただけじゃなく、インターナショナルスタイル(いわゆるボールルームダンス)も経験しています。アメリカンダンスアイドルではトップ4まで進出しましたから、様々なダンスも経験しています。そしてなんといっても今はドニー・バーンズというラテンダンス界を牽引するような人と四六時中一緒にいるのですから、ラテンダンスの英才教育を受けているようなものです。 |
![]() バディー・シュイマーと明 |
|
| そんなハイディに、智美ちゃんはジャイブを受けてたかな?ドーリン達もジャイブを受けていましたが、他の種目に関しても彼女の意見を聞き入れるほど信頼をしていました。横浜校の谷ちゃんとパートナーのゆきえちゃんはショーのエントリーなんかに使えるように…って、にWCS挑戦していましたよ!偉いねぇ…色んなことに挑戦するって。 私達は今回、大好きな曲に振付けをしてもらいました。WCSは体重のかけ方やコネクションの作り方がボールルームダンスとは違うので、カッコよく踊れるには時間がかかりそうです。WCSってどんなダンス?って見てみたい方は、ハイディとベンジーのレッスンビデオBenji & Heidi west Coast Swing Dance Workshopで検索してみて下さい。「あ!これ、ジャイブで見たことある!」ってステップのパターンが出てきますよ。 ハイディのレッスンは、社交ダンスの私達が受けるだけではもったいない!と思ったので、インターネットで色んなところに連絡をして告知を試みました。 そんな中で、ニューヨークでハイディのレッスンを受けたことがあるというWest Coast Swing Japan のKyouju(山本きょうじ)さんという方と知り合うことができました。 彼は東京でWCSの普及活動を熱心にしていらっしゃる方で、個人レッスンも受けに来て下さいましたが、六本木のクラブでグループレッスンをするようにアレンジもして下さいました。かなりぎりぎりに告知をして頂いたのですが、フロアは動くのが大変なぐらいイッパイだった…と、付き添ったドニーが驚いていました。こちらの模様はhttp://www.westiejapan.com/をご覧下さい。 |
||
![]() バースデーボーイのセルゲイ君 |
ドニー達から解放(?)された私達は、フィリピンから到着したセルゲイとメリアに会うために品川へ行きました。この日はセルゲイくんのお誕生日だったのです。 せっかくだから、彼らの兄貴分の横田健司くんにも集合をかけ、「ミートパーソン(肉人:にくんちゅ?)」セルゲイのリクエストにより焼肉屋さんでバースデーディナーとなりました 。私達からのプレゼントは白い帽子…“Only God can judge me”「神のみぞ我を裁かん」というメッセージとともに、キリスト(だったと思う…)が手描きしてあるんです。 このメッセージ…コンペティターとしてはジャッジへの皮肉みたいで面白いでしょ?それにしても、顔が長いから帽子が似合うんですよね。家にたくさんコレクションがあるって言ってました。メリアにも白いベレーをあげたら、「わー!マフラーとお揃いの色の帽子だ。欲しかったの!」と喜んでくれました。 けんちゃんはiPod nanoを、「練習に使ってね。」とあげると、「ヨーロッパじゃこの大きさって買えないんだよ~!」と、これまた大喜びでした。 |
|
| よく、「来日する外国人ダンサーを最初に甘やかすと、ワガママで生意気になる…」と言われていますが、もともと彼らをコントロールしようとするから、反発されてるような気持ちになるんですよ。 日本人の労働意識に近づけようったってムリムリ。これはドニー大先生からも色々と聞かされて外国人の扱い方をお勉強しました。北條章宏先生にはお知り合いが多いので、結構な数の外国人ダンサーやコーチと関わっていますが、感じの悪い人は少ないです。中でもロレイン・バリッキは感謝の気持ちを忘れない人…という印象です。 北條先生がお食事に連れて行くと、次に会う時にはお礼のプレゼントを持参したり、驚いたのは「まだ自分がアマチュアだった頃、日本インターに招待選手として出場させてくれたことを、今でも感謝しています。」と前夜祭というオフィシャルな席で北條先生にワインをプレゼントしたことでした。 セルゲイやメリアも負けてないですよ。彼らは、ロンドンでしか買えない明先生のタバコや、シャンパンなどを「いつもお世話になり、ありがとうございます。」とお土産を持参し、スタジオを使わせてあげると、お礼に…とお花を届けてくれたりする、律義で心の優しい子達です。これからも上手に育てよう…。 |
![]() バースデースマイル |
|
![]() ドニー&ゲイナー |
ドニーが上野のスタジオでレッスンを2日間してくれました。 選手時代から、なかなかレッスンをしないことで有名なドニー。 でも、彼とゲイナーが一緒だった頃は1年に2~3回来日して、デモとデモの間にレッスンをしていました。 あの頃は北條ダンススクールへもレッスンに来てくれていましたが、彼らが大阪にいればそこにもレッスンを受けに出かけていました。 年3回のロンドン留学に加えて日本でもレッスンを受けることができたおかげで、私達は弟子としてドニー流をキープすることができました。 |
|
| 海外の選手達も喉から手が出るほど受けたいと思っている選手が多く、Akira Hojo & Masami Sudaのところでドニーがレッスンをするとかぎつけたセルゲイ・サルコフとメリアから「ドニーのレッスンに私達も混ぜて下さい。」とメールが来ました。 ドニーから「ドーリン(アマチュアのトップダンサー)が香港から日本までレッスンを受けに来るっていうから、入れてやってくれ。」とメールが来て、本人からも「ドニーのレッスンを受けたいんだけど、ホテルは取ってくれるの?日本初めてなんだ。」なんて電話が来ました。 忙しい私は、そんなん知るか!自分で勝手に取れよ!と心で怒りながら「自分でアレンジしてね。あとでメールをちょうだい。」と言いました。 その頃、セルゲイ達とドーリン達はアジアの各国で行なわれているアジアンオープンに出場していたのでなかなか連絡が取れず、全てのレッスンをアレンジし終わったのはレッスンしてもらう週の月曜日…。 |
![]() ハイディも一緒に来日です |
|
| ホッとしたところにリッカルドが留守電にメッセージ!「ドニーのレッスンを受けたいので、また連絡します。」即行ドニーにメールを送ると「Too late(遅すぎ)」と一言だけ。リッカルドにレッスンを受ける予定が入っていた智美ちゃんに彼宛てのメールを送り、「ドニーはこう言ってるよ。勇気があったら交渉してみてね。ま、私も頼んでみるけどさ。」と伝えました。 ドニーが来日する日、到着したら連絡をもらおうと思って宿泊予定のホテルに電話をすると、「そのような方のご予約はありません。」って…え~~っ(+□+)どういうこっちゃねん!?すぐさまドニーを招聘した団体に電話をして事情を話すと「こっちもいつ来るのか連絡をもらってないんだよ~。」まさか、去年と同じように事件が起きたのでは??とパニくってると、旅行会社を通してホテルが予約されていたことが判明しました。 仕事をしていると+85からはじまる香港から電話…「あ~っドニー!!いまどこよ?」と聞くと「成田からホテルに向かってる。」っていうから「ホテルに電話したらそんな人泊まんないって言われるし、ミスターNはドニーがいつどこから来るのか知らないっていうし、心配したよおっ!」などなどストレスをぶつけて、ちょっとスッキリ。 「ところで、セルゲイがもう少しレッスンくれって。それからリッカルドも欲しがってるよ。」と話すと、「んじゃしょーがねぇなぁ。」と言いつつも、レッスンをくれました。案外優しいんです。一応打ち合わせもしたかったので、「今夜食事行く?疲れてたら別にムリにとは言わないよ。」というと「行く!」っておっしゃるので、彼が大好きな西麻布のイタリアンレストラン・キャンティで会食となりました。実は今回のレッスンをゲットする時に、「じゃあ、キャンティと天一で手を打つよ。」と冗談交じりで言ったので、その約束も果たさなきゃならなかったのです。 |
||
![]() Bonzoビーチで日光浴中 |
キャンティで食事中、ドニーは信じがたいような真実を延々30分以上演説してくれました。 なんと、ボンゾがスイスからロスまで、ドニー達と一緒にファーストクラスに乗ったと言うんです…「Assistance Dog」すなわち、「身体障害者補助犬」として! 昨年は犯罪犬として死刑を宣告されかけてスイスに逃亡していたボンゾが、今年は認定を受けた介助犬として堂々とアメリカに入国したということなのです! ファーストクラスに乗ったいきさつは、法令により補助犬も盲導犬と同じ扱いにすることになったということで、ブリティッシュエアウェイズもそれに則った対応となったワケです。ちなみにボンゾは何の介助をする(ことになっている)かと言うと、ダンサー(ハイディになっているらしい)がクールダウンするのを助けるんだって! そんなのを認定しちゃうなんてアホちゃうか?と思ったけど、ダンサーが何かをきっかけに神経系に障害がでてしまってクールダウンできない人も居ないとは限りませんよね。 おかげでボンゾはハーネスをつけさせられてはいますが、ドニーは動物立ち入り禁止のビーチでもボンゾと楽しく過ごしているんだとさ。めでたしめでたし。 ドニーって本当に強烈な人だと思う。これまで結構な至近距離で彼の行動を見てきましたが、欲しい物は絶対にゲットするという努力を惜しまないんです…優勝トロフィーの数々もそうですけどね。ボンゾをどうやって介助犬に認定させたかっていうのも尾ひれ背びれをつけながら全て教えてくれました。 う~~ん(--;)…絶対敵に回したくない人だなぁ…。 |
|
![]() ニューアルバムI Look To You |
先日、明先生とホイットニー・ヒューストンのコンサート「Nothing But Love Japan Tour」に行きました。 私達の、いわゆる青春時代にヒットチャートを賑わしていた歌姫。 今年デビュー25周年を迎え、13年ぶりに来日したそうです。 若い頃、人気シンガーだったボビー・ブラウンと結婚、家庭内暴力、薬物中毒、離婚、リハビリと、アメリカのスターにはわりとありがちな人生を歩んでいましたが、昨年8月に最新アルバムでビルボード200のチャート1位を獲得し、復活を果たしたのです。コンサートに行ったら、ノらなきゃ損!ノれなきゃ損!彼女にはヒット曲がたくさんありますよね。 何本か出演した映画の主題歌や挿入歌を歌って、それも大ヒットしたし。 |
|
| 私達、実はものすごいファンというワケでは無く、知っているのはヒット曲のみ。でも、コンサートではニューアルバムの中の歌も絶対歌うから、歌いそうな曲を聞き込んでビデオも観て…すごい予習っぷりです。 まるで試験前の学生さんみたい。 今回の席はVIP指定席☆先行予約開始当日に購入した約25,000円(手数料込み)もする席でしたが、アリーナ席の前方真ん中で世界の大スターが…本物が動いて歌うのを見られるんですから!お土産付きで得した気分。 フリースのひざ掛け、ネックストラップ付きカードホルダー、ポーチが、特製のビニル製のバッグに入っていました。 |
![]() お土産付きでした |
|
| 興味ある海外アーティストが来日すると、できる限り見に行くようにしています。 舞台の設営、照明やその他の効果、時間の使い方など、ダンスのイベントやパーティーの参考にできることが見つけられるので、とても勉強になります。ただそれだけではありません。 目の前に出てくるのは世界的な☆スーパースター☆!彼らの、観客とのコミュニケーションの取り方が気になるのは当然。 でも実は、コンサートの間に起こるハプニングに際して、彼らがどんなアクションを起こすのか、スタッフがどう動くのか?っていうのも見逃せない楽しみなのです。 氷雨が降るとても寒い日だったので、観客達は震えながら会場に到着しました。場内は当然暖房が効いているので、コートを脱いだって寒いわけではありません。でも私は、エアコンの風が常にスースーと吹き降ろしていることが少し気になりました。 貫禄がついて歌姫と呼ぶのがはばかられる感のあるホイットニーは、銀色にビッカビカに輝くタンクドレスに、マラボーで覆いつくされたロングコートを羽織って登場。 最初2曲は「あれ?CDと同じだよね?」多分クチパクだったんですね。でも、口ずさみながらではあったし、動き回ってるから汗だくな彼女が大きなスクリーンに映っていた。 でも、着替えの時間までコートを脱ぎかけたのはたったの一回だけ。途中、「寒いよねぇ…」と観客に向かってつぶやいていた。着替えを終えて戻ってきた彼女もコート姿。 でも、しきりに喉元をコートでカバーしようとしていたし、「エアコン切ってよ…私、エアコンの効いた所で歌うのキライよ。」と独り言のように言いました。 それを聞いてますます私もエアコンが気になってしまいました。中盤で自分の過去のヒットソングを語るように歌っている最中も少し声がかすれかけたりしていましたが、それが彼女のようなシンガーの持ち味にもなるので気にはなりませんでした。 ダンサブルなナンバーが続き、「宴もたけなわという頃に一番のヒットソングを歌うのが普通…」と明先生が言った通り、映画ボディーガードの主題歌「I Will Always Love You」キターーーーッ!この曲は、なんつっても静寂からいきなり高音を彼女の突き抜けるような声で♪エンダァ~~イア~~ィ オールウェィズ ラヴュ~♪と歌う部分が、彼女の名刺代わりになるぐらいに有名。 だから全ての観客が「あの歌声のシャワーを浴びたい!」と思っていたはずです。 その前から調子が悪そうだった彼女…ある意味実力を出し切れない状態で、名曲をファンの前で歌わなければならない…どんな心境だったかは、シロートの私達が知る由もありませんが、彼女も普通のhuman being(人間)だと考えたら、とてもとても気の毒でした。 |
||
![]() 歌うホイットニー |
そんな状態でももちろん歌ってくれました…普通よりもオクターブ下げたり、短く歌い切ったりして。 でも途中、マイクから顔を遠ざけて咳払いをしたり、だんだん苦しそうになっていったのです。そしていよいよ例のサビに…音楽は一瞬の休止符、静寂の中を観客は息を飲んでシャワーを待つ。 そして私達が浴びたシャワーは…少し目が詰まったシャワーヘッドから無理矢理に水圧を上げて出したような感じではありましたが、だからこそ、この日にしか浴びられないシャワーを浴びたというライブ感が嬉しかった!! 実は曲の最後の「もうワンフレーズ」というところで、奥のスタッフを呼んで「ムリ!」みたいなことを言っているように見えたので、「え?やめちゃうの?ねぇ、歌わないの?」と思ったけど、水を飲んで喉を整え美しい声で聞かせてくれました。 「最後はキレイに終える。」っていうアイデアは自分がプロであるという意識の高さをも見せてくれたと思いました。 |
|
| 「ホイットニー・ヒューストンという人間はこの世に1人しかいない」というプライドは、自分の代わりは居ないんだ=穴を開けられないんだという恐怖心との背中合わせです。 自分がどんな状態であろうとも、自分のファンにはその全てを見せることを選択する彼女の強さに脱帽しました。ホイットニーの歌唱力のルーツは母親が元スウィート・インスピレーションズのシシー・ヒューストン、叔母の1人はディオンヌ・ワーウィックであるなど、R&BやソウルミュージックのDNAを受け継いでいるというだけではありません。 子供の頃から教会で神様に感謝を捧げる歌、ゴスペルを歌っていたことも大いに関係があるようです。 今回のアルバムに収められていて、コンサートでも歌った「I Look To You」は、完全なゴスペル。常に見守ってくれている神様にむけての気持ちを歌っています。 聞き流さず、歌詞をちゃんと理解しようと聞いていると涙が出そうになるんです。彼女の「ダメ時代」を想像しながら聞いたら余計に感動します。 アンコールのアップテンポな「Million Dollar Bill」を歌い終え、舞台に片膝をついて手を組んで祈るしぐさは、演出ではない彼女の自然な行為…歌、観客、スタッフ、そして神様に感謝をしている姿だと感じました。 彼女が自分の為、そして観客の為にふりしぼった声は、絶対に神様に届いていると思いました。 こんなに素敵な歌を聞かせてもらった上、ピンチの対処法も学べてしまったコンサート。本当に出かけて良かった! ホイットニーがコンサートの初めに「私のハートを持ち帰って欲しい」と言いましたが、それ以上のものを分けてもらった気がします。私も神様に感謝です。 興味のある方はホイットニーの公式ウェブサイトで韓国公演の様子がアップされていたのでご覧下さい。http://www.youtube.com/watch?v=puW2f0cVYSE&feature=player_embedded そして、コンサートで歌われたニューアルバムの中の曲のプロモーションビデオはこちらです。 I Look To You http://www.whitneyhouston.com/us/media/videos/8114/music-videos Million Dollar Bill http://www.whitneyhouston.com/us/media/videos/10180/music-videos |
||
![]() ダンスはポピュラーです |
最終日はアマスタンダードとプロラテン。 どうして雨なんだよぅ(;з;)ほんとヤダ、この国の天気って…。 会場に向かう道から見える海岸には誰もいなくて寂しい感じ。 私はちょっとだけショートカットして、BICの駐車場を通って会場に入るのですが、その階段でダンスショーのポスター発見。 これはイギリスの国営放送BBCがStrictly Come Dancing の出演プロによるショーの広告でした。昔は同じタイトルの競技会放映もあったんです。 現在の番組はアメリカのDance with Starsという番組が爆発的人気を呼んだことによって制作された番組です。とっても人気があるので、競技をやめてこの仕事をきっかけにショービズの世界に入っていくダンサーもいます。 |
|
| 日本ではShall We Danceという番組がありましたが、やはり日本では社交ダンスというジャンルに馴染みが薄いのと、制作側にダンスをする人がいないせいで長続きしませんね。 今回はスラビックがキャンセルしないでちゃんとアナと出場するか?アナの元リーダーで、アマチュアチャンピオンだったステファノが新しいパートナーとどう踊るのか? ブラックプールで優勝して一旦は引退した、マテイがプロのフロアに復活し、どう見えるか? マリトースキーとリッカルドのアンドロイド女子対決はどちらに軍配があがるのか?それともセルゲイやフランコが優勝争いに食い込むのか?など、観客にとってのお楽しみは満載でした。 |
![]() プロラテン予選 |
|
![]() ステファノとニューパートナー |
ステファノやマテイがフロアに現れると、「久しぶり~!待ってたよ!」という気持ちのこもった拍手と歓声が沸き起こりました。 どちらの選手も、アマチュア時代におなじみだったルーティンを残していて、自分の存在を強く印象付けようという作戦だったようです。 でもこれは今回に限っては通用したかもしれないけど、何度も続ける事はできないでしょう。観客は飽きやすく冷たいからです。 今回その「観客の冷たさ」を味わったのはスラビックだったと思います。 何度もパートナーを変え、プログラムに名前が載っていても、「膝が悪い」とか「ビザの都合で」と何度も出場をキャンセルを繰り返していれば、ファンも愛想を尽かします。 そんな時に良い踊りをしても、実はもう遅い…ってことが多いのにね。実はファンの中にはジャッジも含まれているんですよ。 |
|
| 結果はもうご存知の方が多いと思いますが、優勝マイケル・マリトースキー2位リッカルド・コッキ3位フランコ・フォーミカ4位セルゲイ・サルコフ5位スラビック・クリクリビー6位アンドレイ・スクフカでした。 友達だからセルゲイは応援してたけど、いつものパワーが感じられなかったし、やっぱりメリアの動きはファイナルの中では際立って遅い。それを個性とは言い難いのよね。ちょっと残念。 フランコは男性の中では一番リズムもハッキリしてるし、自分の身体をコントロールして使えていると思いました。このまま腐らず、ガンバって欲しいです。 スラビックはさきほど触れましたが、いつになく集中して、まじめに踊っていたと思います。でも、なんだろ?アナの美しさがあまり浮き立っていませんでした。 でもきっと、今のメソッドを学んでいる途中だからだと信じたいと思います。 アンドロイド女子対決は、ジョアンナはどう考えても別のジャンルのダンサーだし、ユリアもリードを受けて踊るということをあきらめてしまったかのようでした。リッカルドもカッコ悪く見えてと~っても残念。ジャッジをしながらジーっと見ていたドニー先生は、まだ彼らを教えてるのかな?今度聞いてみよう。 |
![]() ジャッジのドニー先生 |
|
| 今回はセミファイナルに入るのがキツかった。続々とプロに転向するアマチュアファイナリストに加えて、セミファイナル常連組の各国のチャンピオン達も数組が押し出されてしまっていましたから…。 そう、コンペって運・不運も成績を左右するんです。例えば自分より上のランクの人が多いヒートに入っちゃうと、ものすご~くいい踊りをしなきゃ次のラウンドに進めません。このときは「ちぇっ、ヒート強すぎるよ(怒)」と不運に思います。もちろんその逆もあるのですが、そんな時「実力だぁ!」ってポジティブな(?)解釈をすることが多いですね。ふふふ。 そして残念ながら、今年のUKで日本人選手には良い運がめぐってこなかったようです。でも、海外留学をしながら競技会での成功を目指している「日本のトップダンサー」と呼ばれる人達には、これからも辛抱して「自分がどんなダンスを目指しているのか」をクリアにする努力を続けて欲しいと思いました。 |
||
| 今回アマチュア部門ではイタリアとロシアのアマチュア組織がUK選手権への出場を禁止したらしく、トップ選手を含めて多数の選手が出場を取りやめていました。そのおかげでアマラテンのファイナルには2つ席が空き、しかもニューチャンピオンが生まれるということで、選手達はいつも以上に気合を入れて踊っていたようです。順当に行けばクロアチアのゾランくん達が優勝するのです。でも、イギリスのニールくんは当然ジャンプアップを狙っているし、アメリカのクマコースキー、モルドヴァのドーリンくんも初ファイナルを狙っているし…で、ヤバイぐらいのアドレナリンが放出されていました。 個人的に、優勝したゾランくんの顔は好き。猫みたいで可愛いなぁ。けど、踊りは…ん~、腰を横にしか振らないし、高度なリード技術が必要なルーティンでもないからイマイチ。 ルーティンと言えば、今、世界の先端を行くのが3位のニールくん。私達もよく振付けをしてもらうリチャード・ポーター先生にレッスンを受けているんです。(このポーター先生のことはまたの機会に書きましょう。)私はニールくんがまだ幼くて、パートナーがいないから1人で練習会をず~っと見ていた頃から知っています。私達のことも応援してくれてたなぁ。 ここ2年ぐらい私達が密かに応援していたのが初ファイナル入りを果たしたアメリカのクマコースキー弟。なぜ「弟」かって?お兄ちゃんがいるから。彼はグッドダンサーで日本インターにも来たこともあり、カリーナ・スミルノフの元婚約者でした。だから女子はカリーナそっくり。聞くところによると、クマコースキー弟は、宝くじのデッカイのが大当たりしたらしく、現在は仕事もせず、エスパンだけを追いかけてダンス三昧だとか…。実際、ちゃんとリード技術を駆使して複雑なルーティンを踊っていました。 アドレナリン出まくりだったのはモルドヴァのドーリン。目がずっと開きっぱなしってとこが、元アマチュアチャンプのマウリッツォに似てるかな。でも、いかにも「リードしてます」的な踊り方のドニーイズムが泣かせる。パートナーのロッセリーナも駆動力があるし、明るくて上手く彼にまとわり付くので見ていて気持ちが良かったです。 あとファイナルで書いてないの誰だっけ?あ、2位のユーリ・パタゲリはスロベニアの選手だけど、イマドキ珍しいぐらいのオールドイングリッシュスタイル…だから私の中では論外。金髪も一組ぐらいファイナルに欲しいのかな?としか思えません。 4位になったデンマークのザニベラートくんはヒゲを剃ったら意外とキレイな男の子でビックリ。彼らのダンスは伝統的なデンマークスタイル。男性は腹筋をがっちり固めるからちょっと動きが硬くなりやすいけど、女性は情熱的な表現をします。きちんと基礎的なことを習って踊っているのは好感度大です。 日本人のトップアマチュアも正谷・斉藤組、鈴木組、森田・小和田組、五十嵐組など数名出場していましたが、全て一次予選で振り落とされてしまいました。う~ん、正谷組ぐらいは残ってもいいんじゃないの?って思いましたけどねぇ。私はまだアマチュアチャンピオンの久保田組を見たことがありません。いくらWDCという組織ではプロになる気がないから(というウワサです)って言っても、こういうところで活躍してる姿を見せて欲しいなぁ…と思いました。 はじめに書いた一部のアマチュアやプロが出場を断念した件を受けて、元世界チャンピオンのリチャード・グリーブ氏を中心に「Freedam to dance」というコミュニティ内(2月2日現在でメンバー3,000人!)で様々な意見が取り交わされています。 私が所属するJBDFは財団法人化した当初、世界のダンス競技会に出場する為の権利を有する組織に加盟していませんでした。全米オープンに出場するためにマイアミまでへ行き、メークもして準備万端…というところに「あなた達は、WD/DSC(今のWDC)に加盟していないので、この競技会には出場できません。」と報せを受けました。「今だけ加盟して、あとで破棄すれば?」とドニーに言われましたが、日本に戻ってから社長に迷惑をかけてしまうと判断した私達は、出場をあきらめました。そんなオーガナイザーの厳しい処置にドニーは怒り、「オレも出ない!」と欠場をしたのです…招待選手で、しかも両親まで呼び寄せていたのに!そんなアツい気持ちに困惑しましたが、とっても嬉しかったです。 しかしその後、そのオーガナイザーの先生からは「その時の恨み」とばかりに点数を頂けませんでしたが…。 そんなドニーも今や世界のダンス界を束ねなくてはならないWDCの会長さん。今回の問題はどう受け止めているか?と話す時間がなかったので、来日したときにでも聞いてみようっと。 |
||
![]() ダウンのブーツ |
1月20日は朝10時からアマチュアラテンとプロスタンダードの予選が始まりました。 マリオットの朝食ブッフェは種類が多くて美味しいので食べなきゃ損。コーヒー、ヨーグルト、ソーセージ、スクランブルエッグ、ベイクドビーンズ、クロワッサン…イングリッシュブレックファーストのアレンジ版ですな…「あ~、普段食べない朝食を、お腹いっぱい食べちゃったから眠くなるよ~」と思いつつ、B(ボンマス)I(インターナショナル)C(センター)へ。 イギリスってどうしてこんなにお天気が悪いのかなぁ?今回は先に渡英してる生徒達が「先生、寒いですよ!」とか、「雪で空港が閉鎖されました!」と写真付きのメールを送ってくれたりしたので、バッチリ防寒して行こう…と選んできたブーツはダウンフェザー入りのブーツ。 靴の裏には滑り止め付きです。 |
|
| イベントにアマラテンが入ってる日は1次予選から熱気に溢れてます。そして始まったプロスタンダード1次予選。 今回の目玉は、スワップしたカップルや新しいパートナーを連れて即行出場したトップダンサーが、いったいどんな踊りで何位になるのか?でした。 お~、出てきた!そうこちゃんと同じヒートに出てきたのは、パートナーにフラれたアメリカのヴィクター・フォン。 アメリカの第3位だった女性とカップルを組みなおし、たったの2ヶ月で登場しました。 前のパートナーよりも少し大柄なので、ヴィクターとちょうどいいのかな? ロンドンインターの時に感じたふにゃふにゃ感は消えて、音の取り方はちょっと重かったけど、男らしい感じに戻ってました。 |
![]() そうこちゃん達 |
|
![]() アレッシアとアンジェロ |
元チャンピオンのアレッシア・ベッティはボーイフレンドのアンジェロ・マドニアくんと…お~ぅ!なんと笑顔です!! 彼女がダンスフロアで笑顔を見せてくれたのはこれが初めてではないでしょうか? 心から楽しんでダンスを踊っているのが、上の方から見ている観客にも伝わったと思います。そして、そのスワップ相手のミルコ・ゴッゾーリとエディータ・ダニュート組。 最初っから他の選手と別世界のダンスを見せつけてくれました。 心配は、エディータちゃんの体力だけ。 でも、本当にお人形さんみたいな可憐さがあるパートナーを得たミルコは、スポーティー過ぎると嫌っていた人々からも良い批評が聞けるようになると思います。 |
|
| 優勝はアルナス&カチューシャ。ミルコの復活にも慌てず騒がず、余裕のマイペースダンスがなんともまったり…比較するとノーエナジーに見えちゃいました。 「城下の出来事は遠眼鏡で見物じゃ」ってのんびりした王子様みたいな雰囲気が好きな人もいるかな。 ミルコは予想通りエディータがバテちゃったから、カップルのレベルバランスが崩れすぎてしまいました。 そのせいかミルコの上手さが際立って、とにかくファイナルでダントツの男子でした。 それにしてもエディータちゃんが安っぽいネグリジェみたいなドレスを着てきちゃったのはイタかったな~(>д<) |
![]() スーパー男子ミルコ |
|
![]() ジャッジは全員男性 |
ちなみにドレスの流行は、ラッフルやフリルがほとんど見られず、シンプルなデザインが多くなりました。 ラッフルドレスは可愛いから個人的には好きだけど、踊りにくいし動きが良くは見えなかったんですよね。 ドレスつながりでは、今回のプロスタンダードジャッジは全員男性だったんです。 だから、女性ジャッジの素敵なイブニングドレスを楽しめませんでした。 4~6位は全員イタリアのカップル。 子供の頃から大理石のフロアで鍛えた強靭な足腰で力強く踊ってくれる選手が多いです。ちなみにアンジェロとアレッシアはセミファイナルでした。 |
|
| 開催国イギリスの選手は?と言えば、オーガナイザーの息子ショートくんがベスト24で落ちちゃったから、ついにイギリスの選手はセミファイナルにボイス組だけになってしまいました。仕方ないか…彼らがアマチュアだった頃からイギリス選手は少なかったんですからね。ウォーレン・ボイスくんは地元ボンマスのダンス教室の息子さん。だからたくさん応援団が結構来てました。 日本勢は、庄司組・河原組・橋本組がベスト24まで、笹谷先生は今回とても残念な結果に終わってしまいました。私と明先生ならそんな時、「F**k off!こんな所に用は無い!」と即行ロンドンに帰ってしまいますが、笹谷先生達は決勝を観に戻ってきたので正直驚きました。タフだなぁ…。 |
![]() 笹谷組 |
|
![]() そうこちゃん |
あ~、UKダンス選手権の話聞きたいですよね。失礼しました。 19日火曜日は朝からライジングスター選手権の応援に行きました。午前中のイベントはアマラテンとプロスタンダードの3次予選まで。 ライジングスターの日は客席があまり混んでいないので、中央ブロック真ん中辺りに陣取りました。こちらの大きな競技会は、データイムのチケットとイブニングのチケットに分かれています。データイムは自由席ということがほとんどなので、朝一番に行けば、フロアサイドでもどこでも、自分の好きな場所に座って観ることができます。 |
|
| あ~、UKダンス選手権の話聞きたいですよね。失礼しました。 19日火曜日は朝からライジングスター選手権の応援に行きました。午前中のイベントはアマラテンとプロスタンダードの3次予選まで。 ライジングスターの日は客席があまり混んでいないので、中央ブロック真ん中辺りに陣取りました。こちらの大きな競技会は、データイムのチケットとイブニングのチケットに分かれています。データイムは自由席ということがほとんどなので、朝一番に行けば、フロアサイドでもどこでも、自分の好きな場所に座って観ることができます。 でも実はフロアサイドよりも少し上からの方が全体が見わたせていいんですよ。どこに誰がいるか分かるので、みんなを応援できました。 まずは初海外留学、初海外コンペ出場の聡子ちゃん…私の応援が聞こえると、嬉しそうに頬と耳をピクピクッと動かしてくれました。 初めての留学ではすぐに成果は出ません。ダンス漬けの毎日を送りつつ、ダンス以外のことも初めてのことが多いので、脳みそがスゴい勢いで働いていたことでしょう。 コンペ中に見つけた問題点を聡子ちゃん達が習っている先生に伝え、ぜひ指導をしてあげて欲しいとお願いもできました。 |
||
| 午後からはアマスタンダードとプロラテンのベスト24まで。 今回の留学でテーマにしてきたことを競技会でも挑戦しようとしていた麻樹ちゃんは、とても緊張をしているようでした。私が1予選目から見に来てるなんて思ってもいなかったのか、私が「まき!」と応援する声を聞いてパッと表情が明るく変わりました。 まるで飼い主の声を聞いて尻尾を振る犬のようにプリプリと踊りだしたのでホッとしました。彼女も私の笑顔を見て本当にホッとしたらしく、冗談のような現象が起きたと後で聞きました…あまりに面白すぎてここではご披露できません。 アマアライジングスターラテンは、なんだか振り付けも動きもスピード感が全く無く、選手達は若いのにそれほどエネルギーを放出していなかったので、見ていて楽しい選手は1人だけでした |
![]() まきちゃん |
|
| 彼はイタリアのアレックス・ザンピエロッロくん。カッコよかった頃のリッカルド・コッキに似ていて、習っていたのではないかと思われます。 私達は2001年のジャーマンオープンに出場しましたが、その時アレックスくんはジュニアラテンの2位に入賞しました。 その時から応援していたので、彼の成長と活躍を楽しみにしていました。大きな大会でももうちょっとでベスト24に食い込めるかな…というところに上ってきました。だから、今回ライジングスターで優勝したのはとっても嬉しかったです\(^o^)/ 小柄なんだけど、とにかくリードが上手いし、難しい振り付けなんだけどリズミカルに踊るんです。この、「リズムを刻みながらリードをする」っていうのが非常に難しいって明先生はいつも言っています。リードをしている男子諸君、頑張ってね!プロライジングスタースタンダードでは日本の橋本・恩田組が準決勝に進出しましたが、決勝には入れてもらえず…日本人サポーターの1人として「入れてくれたっていいじゃんよ(怒)!」って気持ちになりました。 でも、ファイナルのメンツを見るとアマチュア時代から小さな規模のコンペにせっせと出場しながらレッスンを受けていた若者達がほとんどなんですよね。 |
||
![]() ミルコの奥さん |
優勝したのはミルコ・ゴッゾーリの奥さんカップル。 一緒に見ていたある先生いわく、「優勝はして欲しくないけど、しちゃうんだろうな…」ということは他のカップルの方が良かったんですね、きっと。 プロライジングスターラテンにおいては、2009年に大躍進して実質的に全日本チャンピオンになった日本代表選手の織田組ともう一組の日本代表選手の松本組がバッサリとベスト24で切られてしまいました。 新しい日本の顔となり、日本ダンス界のサポーターの期待を背負っての出場でしたから、本人達にとってはショックだったことでしょう。 |
|
| 嬉しいニュースは、瀬古薫希・知愛組が6位に入賞したことです。 予選から見ていて、セミに残れたら絶対にファイナルまで行くとは思いましたが、絶対にセミに残るという確信はありませんでした。いくら彼らがアマチュア時代から海外の競技会に出場し、レッスンを受けてきたことにアドバンテージがあるとはいえ、ほとんどの外国人ダンサーがそうなのですから。だから彼らがセミに残ったと分かった時には心の中で「ヨッシャ!優勝だっ!」と「オレの馬走れ!」的な応援になってしまいました。決勝に残った選手の中には「誰やコレ?」みたいな選手もいたのに、瀬古組は6位だったので、「6位はねーだろっ(怒)!」と、またまたトサカにきてしまいました。 |
![]() With瀬古組 |
|
![]() 2010UKダンス選手権 |
今年初めてのもじもじまさみ更新です。もうすぐ2月ですが、今年もよろしくお願い致します。 |
|
| 1月18日(月)から、UKダンス選手権大会の観戦に出掛けました。 UKはイギリス南部のBournemouth(ボーンマス)で行なわれます。 いつもならまずはロンドンに数日滞在して時差ぼけをなおし、規模の小さいコンペを観戦したりするのですが、常宿のバーンズ邸がなくなってしまった今回はギリギリの旅程にして、ヒースローから直接向かう事に決めました。 ボーンマスに行く方法は1ダンスツアーに参加、2航空会社の送迎サービスを利用、3長距離タクシー、4レンタカー、5コーチ(長距離バス)や電車などの公共交通機関…こんなに選択肢があるので迷ってしまいました。 節約型は断然5番のバスや電車が一番ですが、ボーンマスの駅に到着してから結局タクシーに乗らなきゃならない…メンドクサイからボツ。 次にボツにするのは1番…ダンスツアーは日本からの選手や観客が乗っていて、彼らに気を使わせるのはイヤだから。 残るのは全て車なんだけど、今年は寒波でロンドンも雪が積もってる…なんて情報だったので、「自分で運転するのは危ないかも」とレンタカーは最初にボツ。 ヴァージンアトランティック航空のアッパークラスを正規に購入するか、マイルを使うと2番の送迎サービスを利用できるのですが、ボーンマスまで行くには追加料金を支払わなければならない距離なのです。アホクサいからボツ。ということで長距離タクシーで行くかな…とネットで早割り長距離タクシーなんかを検索したりしてました。 |
||
| そこへ救世主現る! 嶺岸組が同じ日のJALで到着してレンタカーを借りるというじゃないですか! 「ねぎちゅわわ~ん、乗っけてってぇ~!」 ということでボーンマスへの足が確保できました。 |
![]() ハーツで待ち合わせ |
|
![]() 寒空のボンマス |
ヒースローの入国審査は結構時間がかかります。何をしにきたのか、何日滞在するのか、帰りのチケットは持っているか、こっちで仕事をするのかなど、ウルサイウルサイ!あたしゃこの国に毎回たっくさんの金を落としに来とるんじゃいっ!有り難く思えってんだ!ったく…。 あら、ほほほ(^^;)失礼しました。この国には不法滞在しようとする難民さながらの人がたくさん押し寄せるらしいのです。もちろん、そういう人達に紛れてテロリストが入り込みますから、とてもチェックが厳しいのです。 私はこの頃Fast Track Passをゲットできるので、する~りとスルーです。 到着したロンドンは曇りで、思ったよりも寒くないのでホッとしました。 |
|
| 飲み物やスナックを買って、待ち合わせをしているハーツレンタカーへ。 30分ほどしてねぎちゃん達が登場。ボーンマスまで宜しくお願いしま~す!と車に乗り込みました。 ヒースローからボーンマスまでは約90マイル。道順は簡単!高速のM25を約50マイル南下してM3のサウスハンプトン方向に走り、M27をしばらく走ってから自動車専用道路のA3に下り、A338からA3066に入って到着。 所要時間は1時間45分ぐらいかな。ねぎちゃんありがとう!車内での出来事は君達の名誉のために伏せておくよ(@^^@)/ 私が宿泊したのは海に面した高台に立つBournemouth Marriott Highcliff Hotel。 UKの会場のすぐ隣なのと、暖かい部屋、美味しい朝食、ちゃんとしたホテル、宿泊する選手が少ないという理由で最近はココに宿泊をしています。 ささ、明日からのために寝るぞ~!と買っておいたサンドイッチをパクついて就寝Zzz。あ、そうそう、今回の私の御伴はノビーだけ。皆様お気づきの通り、一応1人旅なのです。 |
![]() Lancaster Wing Room232 |
|
| トップページ スタッフ レッスン メダル・競技会結果 スタッフ募集 リンク ブログ・コラム ドレスクローゼット 上野校 横浜校 | ||