ダンスニュース・ジャパン記事抜粋

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平成12年11月21日発行 第20巻2号通巻23号より記事抜粋



ロンドン・インターナショナル選手権(10月12日・ロンドン) 日本人選手講評(ラテン部門)


byヘーゼル・フレッチャー



北條 明&須田 雅美 組

 日本人ダンサーで最も上位に進出したカップル。このメジャー競技会 のセミ・ファイナルに見事に進出を果たした。彼らはとても実りの多い 1週間を送っていた。日曜に行われたインペリアル・プロラテン競技会 ではグランド・スタイルで優勝を果たし、‘The Night Of A Hundred Star’ では、赤いインド風の衣裳を纏い、キャバレースタイルのチャチャで私達を 魅了した。ロイヤルアルバート・ホールで行われたロンドン・インター選手権 ではその週を締めくくるかのような、最もビジュアルに溢れた楽しいパフォーマンス を披露した。

 小柄な彼らだが、フロアでは存在感を十分にアピールした。チャチャと サンバでは見事なボディ・リズムとレッグ・アクションを披露。スピード もまた正しい発生源から創り出されていた。ルンバでも素晴らしい感情表現 から興味深いジャズ・ラインへ、そして目を惹くダイナミックな変化をもた らすアラベスクと、実に素晴らしいパフォーマンスだった。

 パソドブレも一流で、明らしい支配力あるアプローチで、2つの異なる ストーリーラインが上手く表現されていた。自身と強さに溢れたニー・ウォーク そしてダイナミックなボディ・シェイプ。両ダンサー共にムーブメントに生命を 与え、スパニッシュ・ダンスの情熱を見事に表現していた。

 ただピボットではもう少しフレームに開放感があれば良いと思ったのが、 唯一私の気になった点である。彼らは、全5ダンスを通して心から楽しんで 踊っていた。これは多くのダンサーが競技中忘れがちな、とても重要な要素 である。


横田 健司&小路谷 美樹 組

 ライジングスターで第3ラウンドまで進出。サンバでは、3/4&1/4&1 と1/2&1/2&1のタイミングの違いをもっと明確にさせる必要がある。 ルンバのリラックスしたボディの流れ、体重のセットの仕方、シェイプ を埋めるその柔軟さ、オープン・アウト・ムーブメントでのフィニッシュ の仕方と、全て良かった。

 スピードの変化も申し分なかった。美樹はレッグ・アクションの余韻 を残すために、動いているレッグの足指内側を使う必要がある。