残り3回!

須田雅美

2009/4/11

早いもので全9回公演のうち6回が終わってしまいました。

毎日、集合の後、井田さんのダメ出しをうかがって、部分的に抜き出しての返し稽古をし、 本番の舞台に上がりながら皆さんのお芝居を肌で感じたり観たりしています。 何回も同じ部分で同じ事を指摘されてしまう人がいたり、 ダメ出しで指摘されたものを修正した演技が井田さんの意図した表現と違った為に、 更なる修正を求められる人がいたり…。 今回のお芝居にはベテランの役者さんもいれば初めて舞台に立つ役者さん、 そして子役さんも出演しているので、隙の無い完璧な舞台にはなりにくいと思います。 私はお芝居を観た事があまりないので比較するのは難しいのですが、 傍から見ていると皆さんの変化が見えてとても面白い! ところが、井田さんいわく「慣れて余裕が出てくると、お稽古した事と違う事をして突出してしまい、 段取り通りにお芝居が進まなくなってしまうのはNG。 稽古場で作り上げてきた人物像やストーリー、 キーワードとなるセリフなどは絶対にブレてはいけない。」のだそうです。そりゃそうだ(―_―)!! しかし、「自分達の演技やお芝居全体が観客にどう見えているのか?」というのは全出演者の気になるところ。 そして終演後に役者仲間で飲みに行くと「あそこはもっと○○した方がいい。」とか、 「セリフが聞こえにくかったよ。」とか、批判を受けたりしあったりするみたい。 井田さんいわく「出演者同士でダメ出ししあっちゃダメ。 稽古場と違ってきちゃうから。問題があったら演出部に言うように。」 当たり前だけど、特に絡みの多いシーンでは出演者同士で打ち合わせをして演技をする事も多いので、 サジ加減が難しいなぁ…と思いました。

終演後には楽屋に家族、友人、お師匠さん、プロダクション関係者などが出演者をねぎらいに訪ねてきます。 今日は早稲田大学の加藤くんがお友達と来てくれました。 彼は私達の現役選手時代を知らない生徒なので、 「先生達が本気で踊るところを見てみたかった。」と、観に来てくれたんです。どうだったかな?

<終演後の楽屋前>

<加藤くん>

あ、そうだ!思い出した。3日目の夜だったかな?帰りにちょっと笑っちゃう出来事がありました。 楽屋口で出演者が建物から出て来るのを待つ事を「出待ち」と言いますが、 「幸せの向こう側」で主演を務めるアイドル:駒谷仁美ちゃん(元AKB48)を待ってるらしき男性が私と明に近寄ってきたの。 手に持つサインペンとDVDらしき物をおずおずと差し出しながら「あの〜、駒谷さん…」と言いながら(@_@;)!! 私をひいちゃんと間違うなんて、「あんたホントにひいちゃんのファン??」と思いつつ、 「違います(^_^;)。」と言って離れたけど、良く考えたら彼はきっと 「駒谷さんにサインをもらって頂けませんか?」と言いたかったんじゃないかな?…だと思う。…だよね(-“-)。

お衣裳はお洗濯をしたり消臭剤をかけたりして明日の出動を待ち構えています。

<毎日お洗濯しています>

あと残り3公演…全てうまくいきますように!